April 09, 2005

ブログ・ニッティング

おーやだ、あーやだ、何でこんなものをつくってしまったんだろう・・・『実験会場ブログ』。近頃、ブログの改造にはまってしまっているために、ブログの雰囲気が破壊されていることにはうすうす気がついていた。そのうちストップするから、まあいいかな・・・と思って。

甘かった。

最初は海で、次は花で、今度は黒スキンのスタンダードなブログをつくろうと思っている。春には春の、夏には夏のブログというか・・・せっかくだから、1クリックでスキンを変更して遊ぶ。タグさえつくっておけばコピペするだけだもの。

外はよい天気だというのに、一体わたしは何をしているのだろう。

それでも、のんびりサウンドを聴いて、家の空気の入れ替えをしながら、画面に向かってパチパチ打っているのは明るい雰囲気で、それはそれでとても気分がいい。

ブログを改造するというのは、考えてみたらセーターを編むのと似たような感覚。網目記号があって、そのとおりに編むと模様が浮き上がる。こればかりは実際に編んでみないと大きさも柄の雰囲気もつかめない。もちろん雑誌に書いてあるとおりにやっていれば似たものは出来上がるけど、使っている糸の太さや色によっても雰囲気が変わるし、サイズを微妙に変更するとさらに雰囲気が変わってしまう。

大雑把に言えば、型紙があって袖と身頃のカーブが接着すれば細かいことはどうでもいい。それでいて、青い糸で編むか、イタリア系のカラフルな糸で編むかによっても、網目記号のパターンが同じでもまったく違ったものに仕上がる。当たり前のようでいて、特にカラフルな糸なんて編んでみないとその糸の雰囲気もつかめないし、サンプルの小さいものを眺めても、実際に編んでみるとまるでイメージが違ったりすることも多い。

編み物の魅力は、想像と実際とが微妙に違うことかもしれないし、糸を見ただけでセーターのデザインまでイメージできてしまう人はすごいと思う。裁縫も似たような感じなのだろうか・・・わたしはやらないから分からないけど。針は雑巾を縫うだけで充分なような・・・針が嫌いなので・・・

編み物の場合は、ぼぉ〜っと手を動かしているだけで作品が完成する。特にアタマを使う必要もなく、時間だけが過ぎて行く。何もしていなくても手を動かしているだけで何かが出来上がるというのは、不毛な時間に少しは意義を見出せるような気がして、昔からわたしは編み物が好きだ。特に、苛々している時には最適。

ブログもそういう感じなのかもしれないな・・・何かをしようと思っても何も出来ないような無力感がある時、何となく不毛な時間が過ぎて行くような時のヒマつぶしには向いている。

こう・・・何かをしようと何かするのではなく、不毛な時間の羅列が形になっていくのが面白い。それがまるで編み物のようだと感じるわたしには、実際、ブログというのはそういうものなのかもしれない。

要するに、楽しい。

あれにこれにと、次はどういう風にカスタマイズしようか考えているだけで楽しい。ウキウキする。CSS編集なんて要らないと思っている人たちも結構いることに気がついた。わたしの場合、単にカスタマイズして遊ぶなら自分のブログがあるし・・・アメブロは借り物だから、実際にはそこまでやる必要性はない。それでいて、スキンのタイプがいろいろあるから、細かいところを眺めてみたり・・・「あれ、これはどうやっているのかな?」とか。

CSSを覚えたいわけではなく・・・あれこれデザインを変えるのが楽しい。

デザインを変えるだけなら、特に余分な知識は必要ないと思う。そのうちCGIのプログラムを自分で書きたいと言っていた人がいたけど、そういう気持ちも分からなくもない。それでいて、わたしは自分用のスキンをいくつか考案するほうが、今のところもっと楽しい。

いずれにせよ、どんなささやかなことでもやりたいことがあるうちは幸せだ。

今の目標は、スキンをいくつかつくることと、短歌を2万首詠むこと。そういえば題詠マラソンのほうもまだ何もしていない。まいったな・・・時間はあるから、と思っているうちにあっという間に1ヶ月以上過ぎている。10ヶ月あるから、のんびり・・・

それにしても、ブログが2つになると、いちいちログインしなおさないとならない。なんか、かったるい。

投稿者 Blue Wind : April 9, 2005 02:58 AM | トラックバック
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