April 08, 2005

『月の本』(林 完次著)

『Myリコメンド』の「本をおすすめして5000円げったー」

 締め切り 4月10日12:00
 biasさんに本をおすすめすると、そのうち2名に商品券をくださるそうです。
 (個人でこういう企画する人もいるんだね〜☆)

それでは、わたくしのおすすめです。迷うよね・・・『レ・ミゼラブル』でも読んでウルウル泣けとか、キャロル・アドリエンヌの『人生の意味』などを読んで、「本当の自分とは何だろう」とかね・・・でも、あまりにもメジャーすぎるのと、近頃、自分があまり活字というものに魅力を感じないので、見ても読んでも寝ながらでも楽しめるところを。読んでいないのなら、オリバー・サックスの『色のない島』もおすすめなんですが・・・

迷ったけど・・・
月の本
著者: 林 完次
タイトル: 月の本―perfect guide to the MOON

ミステリアスな月を、神話、科学、詩など、さまざまな角度から語っている写真集。地上から見た月だけではなく、月面写真、イラスト、天体図など視覚的に多角的に楽しめる。

しかも・・・

林さんの月にかける情熱というか、マニアックな部分が、一層、月をドラマティックに表現しているような気がする。ぼーっと見ているだけでも、引き込まれるよーな美しい写真でもあるけど・・彼の月を観察し、考察し、それを素直に表現しようとしているところが好きかな・・・

『太陽と月は夫婦であった。
太陽は夫、月が妻、どちらも最初の頃は、
夜も昼もいっしょに輝いて、地上を照らしていたと伝えられる。
ところが、ある時、月が人間たちをながめて、言いだした。
「人間というのは、どう考えても存在価値がない。
せっかく智恵を与えられていながら、
それを悪用して悪いことばかりしている。
あんなものを地上に住まわせておくのは、もったいない」
月があまりに腹を立てるので、太陽はそれをなだめて口ぞえした。
「それはいくらなんでもかわいそうだ。彼等だって、
他の動物と同じように生きていく権利がある。
確かに悪いこともするが、いいこともしているではないか」
それでも月は耳をかさない。とうとう、地上の人間を一人残らず殺して
ほろぼしてしまおうとさえ考えた。
太陽はこれを知って、止めさせようと決心した。
月を呼びつけ、はげしく叱りつけたという。
「人間をぜんぶ殺すなどと、とんでもないことをするやつだ。
お前のような情なしは、昼間光っている必要はない!!
夜の世界だけに追放だ!!
暗ければ人間もよく見えないから腹も立つまい」
こうして、月は夜の世界だけに光るようになったとさ。(PERU)』
(「世界の月伝説」より)

こんな逸話がたくさん書かれています・・・
月を見ながら、古今東西いろいろな人たちがいろいろなことを考えてきたのかと思ったら、感慨深い。そして、今と昔がクロスオーバーしつつ、それでいて月はいつまでもミステリアスさを失わない。

* 引用にタグを入れました。やり方?⇒ 『放置 blog ?(仮称)』 を見て、<p style=" "> 〜 </p> に要素を押し込みました。記事を直すだけでも時間が・・・(泣)

投稿者 Blue Wind : April 8, 2005 01:34 PM | トラックバック
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