March 23, 2005

虐めと校内暴力の発祥?

今日は大変なことが起こってしまった。とは言うものの、わたしは当事者ではない。また、娘のクラス。

6時間目。娘の話はよく分からないけど、今日は6時間目の授業が休みで、何かのお手伝いを皆でしていたらしい。たまたま時間が余ったので皆でドッジボールをしており、教室には参加していない子たちが5,6人いた。そのうち一人の子がベランダに締め出され、ドアに鍵をかけられてしまった。

そこまではよくある話。ところが、ベランダに締め出された子が怒って窓ガラスを割り、その破片が大腿部に刺さり、入院することになった。学校はてんやわんやで先生は放課後お見舞いに行くと言うし、普通だったら入院した子がいれば連絡網で回ってくるはずなんだけど、今日のところはとても静かです。

こういう記事が書けるのも、娘がドッジボールをしていたからで、教室に残っていた子たちのご両親はそれどころではないでしょう。しかも、誰がやったのかも分からないらしいし、秘密裡に処理されるのでしょうか。

さて、誰が悪いのでしょう?

この話だけだと、被害者A君が皆に虐められたという話でしょ? ところが、伏線としていろいろありすぎ。まずは、A君はベランダに締め出されても、ベランダ伝いに理科室や音楽室から室内へ戻ることもできた。

なのに、どうしてA君はわざわざ窓を割ったか?

そうなると、自業自得だという意見が・・・誰が言ったとは言えないけど。(ちなみにうちの娘ではありません)

次に、どうしてA君はそういうことをされたの?

これは当事者に話を訊いてみないと分からないけど、一つ分かっているのはそれなりの理由があったということも充分考えられる。というのは、わたしはA君を直接よく知っているわけではないけれども、彼の武勇伝は有名で、隣の席の女の子が授業中に耳を舐められたとか、うちの娘も一度学校帰りにA君に家までついて来られて、わたしの顔を見たとたんに泣き出したことがある。その後別件で、キレたA君に平手で殴られたという事件があり、その時は担任と親から謝りの電話がかかってきた。彼の被害者でない子がいたら教えてほしい。

というわけで、女の子たちは誰もA君の隣には座りたがらない。

困ったヤツというのはどこの世界にもいるものだけど、A君の特徴はカーッとなってキレちゃうんだよね。それが1年から6年までずっと一クラスしかないところで続いていく。今まで大事にならなかったほうが奇跡に近い。

親?

わたしはほとんどお話したことない。ただ、一度謝りの電話がかかってきて、その時に彼女は慣れているんだなぁ・・ということを数年前に感じたことがあるだけ。毎日似たようなことがあって、先生から連絡を受けたらそこの家に電話をするという具合で、息子の行動を深く受け止めているようでもなかった。まあ、まだ低学年だったから、いろいろあらーなということで終わった。

当時はほかにも問題行動を起こす子がいたし、どちらかといえば、そっちのほうが注目度が高かった。今は、その子はまったく悪さをしなくなったため、少しはまともなクラスになったかもしれないと期待していたら、A君。

すっきりしない事件なのよね・・・虐め、登校拒否、校内暴力、キレるとかいろいろ世間の話には聞くものの、クラスの雰囲気や学校の雰囲気はさほど荒れているという印象もなく、ただ問題児童はどこにでもいるとしか語れない。

うちの娘?

さあ・・・不思議なもので、このところすっかり立ち直り、今日の事件があってか、きっぱり受験すると言い出した。ほかの人たちはどうするんでしょうね・・・A君を責めるより、とりあえず逃げ出すことを考える。逃げ場があるって素晴らしいと思った。

* 訂正: A君はその後4針にて、通院、自宅療養、ということです。

投稿者 Blue Wind : March 23, 2005 12:24 AM | トラックバック
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