March 18, 2005

ささやかな気分転換のために

オードトワレの名前はむずかしい。覚えられない。名前で覚えるよりも、瓶の形や色で見つけたほうが早い。

ものすごく昔、わたしは名前だけで『レール・デュ・タン』が好きだったけど、今はこの香のきつさに耐えられない。「時の流れ」と訳すのだろうか。空気中に充満する時間のような名前に魅力を覚えた。それで結局この数年ほど愛用していたのが、アルマーニやブルガリの男性用のオードトワレ。あまりにも月並みでネタにもならない。

アルマーニの『アックア・ディ・ジオ』というのは、「大地の水」と訳すの? ブルガリのプール・オムには特別な名前がない。

昔からファンデーションを使う習慣がなく、六本木あたりで遊んでいてもすっぴんだった。正直、化粧が下手だったということもあるだろうし、肌が綺麗だったということもあるだろうし、それ以上に飲んで帰ってその後に化粧を落とすのが非常にめんどうだったというのが一番の理由かもしれない。

OLをしていた友達が言うには、そういうことが許されるのは学生だかららしい。社会人の場合、化粧というのも礼儀の一つであり、化粧もしないで人前には出られないというのが普通の感覚らしい。ほんと?

まあ、それでもルージュやコロンの類は好きで、生活必需品には違いない。

どうしてわたしがお化粧が嫌いかの理由に、毎日同じようにできないということもあるかもしれないと、ちらっと思った。朝起きて、健康のバロメーターのように今日は化粧ノリがよいとかわるいとか、失敗したとかやりなおす時間がないとか、そんなことを考えるだけで憂鬱になる。

最初からしないと決めておけば、その分寝ていられる。帰ってから無駄に化粧落としに時間を割かれない。予算的にも時間的にも精神的にもなかなか合理的。結婚して子どもが出来て、近頃化粧しなくなったと誰からも文句言われなかった。なんてさっぱりしているのだろう・・・

それでも、今日何かブログのネタがないかな・・と探していたら、アナ・スイの『スイ・ラブ』を見つけた。最初この派手な濃いピンクの蝶の瓶を眺めたときには、ちょっと引いた。でも、想像していたよりさっぱり系。それでいてどことなく甘酸っぱい香。「今時の女」という感じ。
正直、わたしは『スイ・ラブ』的な女ではない。外見の強烈さと裏腹のさっぱりとした女性らしさ、というのは自分のイメージではないから。それでも何となく持っている。

近頃気に入っているのは、ドルチェ&ガバンナのライト・ブルー。

アロマ・テラピーというわけではないけれど、花の少ない今の季節にオードトワレはなかなかご機嫌なアイテムかも。ついでにCDラックから、マーヤの『ファースト・イン・ライン』を見つけた。


アーティスト: マーヤ
タイトル: 風をだきしめて+1

以前はよくレンタルショップで借りていた記憶があるので、いつの間に買ったのか、すでに思い出せない。エストニアのアイドルらしいのだけれど、今ではエストニア出身のアイドルと呼んだほうがいいのかも。一時期北欧系のサウンドばかり聴いていた頃に見つけた。エストニアでは録音機材が思わしくないというので、英語版はスウェーデンで作製されたらしい。

ドルチェ&ガバンナのライト・ブルーとマーヤは相性がいい。春の甘い香が漂う

投稿者 Blue Wind : March 18, 2005 02:41 PM | トラックバック
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