March 17, 2005

娘の将来設計?

⇒トラステに参加しています。 テーマ『我が子の将来設計』。


そろそろ娘もむずかしい年頃に突入し、小学生でも高学年になると女の子は次第に”女”になっていく。今までは、男の子も女の子もいっしょくたで、どうせ1クラスしかないし、娘もてきとーにわいわいやっていた。それがだんだん小グループに分かれ始め、今までは普通に仲良くしていたのに、何となく輪の中に入れないとかね・・・過疎の季節を感じ始める。

よく考えてみたら、”進路”で分かれるのかも。

この1週間ばかり、塾もお絵かき教室もお休み。どちらかといえば、ずる休みに近い。わたしは自分がサボることに関しては常習犯でもあったので、そういう意味では何も心配していないのだけど、それよりも急にどうしたのだろう・・と、そちらのほうが気になる。

こういうとき、うちのダンナはあまりにもシンプルで、友達が悪いと思うらしい。そうじゃないんだよね・・・ドロップアウトした友達は案外貴重な存在。単に娘の相談に乗ってくれているだけだ。

同じ小学校で近所に住んでいても周囲は一つ上の学年の子が多く、その子たちは学校は違うもののそれぞれ私立の中学に合格し、そういう意味ではわたしはのほほんとしている。

ところが、一つ学年が下がると、受験する子は減るような気がする。微妙。

仲が悪くなったとか、いじめとか、そういう目に見えることなら気にならないんだけど、そうではなく雰囲気というのかな・・・そのまま小学校のグループで中学校へ行く子たちと、受験する子たちとの間で微妙な壁が・・・そうすると、うちの娘などはノラクラ愛想のよいタイプだから自分も受験をやめたくなってしまうという・・・

これがもっとローカルへ行き、わたしがよく聞かされるのは、医者の子だというだけでいじめられたり、周囲はまるで勉強しないから、などといった類の愚痴で、そうなると子どもも学校より塾や習い事のほうが楽しいとばかりそそくさとバスに乗って1人で塾に通っていたとかね。そういう子たちは小学校がつまらなかった分、中学校が楽しいらしい。

娘がそういう風にならないように今のところに住んでいる。近所は医者が多いし、うちの娘は出来が悪いのでそれはそれで悩みの種。ようやく本人もやる気になってきたところで、今度は心理的過疎の問題で悩み始めている。

延々と続いていくからね・・・

これから先、中学、高校、大学、その他諸々。多数派の中にちょこんといるだけのほうが心理的負荷は小さい。わいわいがやがやその他大勢。

その他大勢の中に入れるために受験させる。

で、気が付いたら、うちのダンナみたいに友達も親も親戚も医者だらけ、という環境になってしまい、まるで外の環境を知らない。たまに言うんだよね・・・僕は友達が少ないなーって。いや・・・少ないのではなく、友達という実感が薄い関係が多いのかもしれないような・・・付き合いが少ないとか友達が少ないということはないんだけど、なんていうか、狭い。

狭いのよね・・・

大昔、友達が、「インターナショナルに友達を増やして・・」って言ったら誰かに笑われたらしい。

娘の将来設計?

「なんでもいいから、さっさと嫁に行って、孫でも産んで」って教育目標欄には書けないよなぁ・・・

「かったるいからこのまま女子大の付属にでも入れて」ってダンナに言ったら、「そんなところに入れて何になるんだ!」って言うし・・・そこまで言われたら、「あ、あたしを馬鹿にするわけ?」と答えるしかないじゃん。

なんでもいいんだよね・・・あいつに負けないものがあったら。やっぱ、自分の専門領域があるって強いし、それが美術でも音楽でもスポーツでもなんでもいい。そういう感覚は家庭内の問題なんだけど、もしかすると社会を考えてもそういうものなのかもしれないと近頃感じたりする。それでいて、以前、ダンナの友達に「家庭内ファシズム」だと言われてしまった。

「『かかあ天下』の家庭を構築する」というのも教育目標にもならないような気がするし・・・どうしよう、困った。

まあ、どっちにしろ本人次第だよね・・・親が決めることじゃない。

投稿者 Blue Wind : March 17, 2005 03:46 PM | トラックバック
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