March 09, 2005

NEET

今日は、何に興味を持ったかと言えば、NEET(Not in Employment, Education or Training)。「まるでわたしのほうがNEETだわ・・」などと思いながら、朝からNEETな人たちやその家族のブログをサーフィンしたり、関連記事を読んでいる。

NEETの定義は、「学生でもなく、就業者でもなく、求職「活動」もしておらず、主婦(主夫)でもないという者をさす。」

かろうじて主婦をしているから、わたしの場合はNEETではない。それと年齢的に15-34歳を若年層として定義しているために、わたしの場合それにも当てはまらない。ほっとすると同時に、わが家にはNEET予備軍のような娘がいる。

それでも学校へ行ってるせいか、ケーキ屋さん→お絵かきさん→美術の先生、という具合に、小学生でも具体的に将来への展望を考えるだけマシな気がする。正直に語れば、一人娘なのでさっさと結婚して子どもを3人くらいそそくさと産んでほしい。

わたしの場合、自分が就労意欲のある人間ではなかったせいか、どうしても娘にも甘くなりがち。その昔には、「家事手伝い」という便利な用語があり、ダンナの姉の場合、結婚が決まっていたために大学を卒業してもスイミング教室で水泳のコーチのバイトをしていたり、家の手伝いをしていただけ。フリーターとも違う。その鬱憤があるせいか、逆に40歳を過ぎてから働いている。

わたしの目から見れば、今の時代は就労意欲がありすぎの人たちが多い。スキルアップ、キャリアアップとばかりに転職を繰り返したり、卒業すれば何が何でも就職しないと罪悪のような雰囲気。

一方で過剰なまでに意欲的な人たちが鬱々としながら存在し、もう一方で何もする気がなさそうな無業者たちがさらに鬱々しながら存在している。少数なら話題にもならないのでしょうけど、いつのまにやら52万人もNEETが存在する以上、無視するわけにもいかないらしい。

が、しかし・・・

本当の意味でNEETに腹を立てているのは、いやな仕事を我慢しながら続けている人たちらしい。わたしの場合、子どもが幼稚園に入ったら無性に仕事がしたい時期もあったけど、小学校へ入ったら急に何もしたくなくなった。育児があまりにも大変だったので外の空気を吸いたくなっただけなのかもしれないし、それでも選択の余地があるだけマシだ。主婦の特権かも。

実際、大学卒業後、1年間はNEETだった。院へ合格したから救われたけど、していなかったらわたしは何をしていたか自分でも自信がない。就職したことも就職活動をしたこともないまま加齢してしまった。

義姉の場合、誰も批判しなかったけどな。「家事手伝い」というのが一つの常識のように存在していたのかもしれないし、いざ娘がNEETと呼ばれたら、正々堂々と「家事見習い中?と言いなさい」と、わたしは言いそうだ。

息子だったら?

家から追い出す。

投稿者 Blue Wind : March 9, 2005 11:01 AM | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?