January 24, 2005

ネットで遊ぶ

今、ガイアックスのほうで、オルフェさんが相聞歌で遊んでくださっているんだけど、何となく相聞歌になっていないような気がしなくもなく、その点で申し訳なく思うのであります。それでも、オーディエンスという点で、相聞歌ほど気楽なものはないとも思います。自分の場合、何となくこれだけで短歌を詠んできた気がするくらいかつては返歌のやりとりだけで終わっていた。

こういうのも相性というのがあって、相聞歌といえどもしょせんネット。何となく一人の世界に揺られながら、それでいていわばオーディエンスとして互いが存在しているのかもしれないと、不意に思った。

競作といえば、同じお題やテーマに沿って歌を出すわけで、集団化してしまうとわいわいといった雰囲気でしょうか。あの歌がよいとか、あの歌人がよいとか、それで歌を出したり読んだり忙しい。わたしみたいなビギナーは、とてもではないけれども選歌なんてする気にはなれない。それでいて、好みというのがあり、それがほかの人たちと大きく外れているとは思えない。

相聞歌に対して、以前はとても丁寧だった気がする。一人で詠むという習慣が欠如していたせいかもしれないし、流れというものがあり、返歌のラリーが次第に連作として完成されていくのを眺めているのも好きだった。そして、それをコンテンツにしていただいたり・・・たくさんの人たちの感性が集まり、自分の世界が大きく変貌していくのを結構楽しんでいたと思う。

その時のイラストが、MOON&BACKなどの海外のアーティストの絵を素材にしているところからお借りしたり、いくつか日本の素材屋さんを回ったり、わたしはマメなほうではないので、そうやって誰かが発掘したサイトへ行き、素材を仕入れてくる。

アメブロ・・・
昨日、朝からパチパチとデザインを変更して遊んでいた。その時に来訪してくださった方はページを変わるたびにデザインが変わっていたから驚かれたかも。ごめんなさい。
飽きるんですよ・・・アメブロのデザイン。自分の好みで決めているというより、どちらかといえば消去法の世界だから。とりあえず全部見てみて、嫌いなものから落としていく。せっかく選んでも文字が小さかったりするとやめてみたり・・・
今回は、AZUSAさんのサイトの素材を使うことにしたので、できれば黒背景のデザインスキンを探したんだけど、なんと一つしかない。それを使うか、シンプルなスキンにするか、それとも今のまま当たり障りのなさそうなデザインで無理やり画像を入れるか悩みながら、結局、そのうち飽きてほかのデザインにする可能性を考えると、しばらくこれで我慢することにした。

自分のところが飽きるのではなく、どこのブログへ行っても同じようなデザインだから10倍の速さで飽きてくるような気がする。

このところアメブロで遊んでいて、久しぶりに題詠マラソンのサイトへ行ったら、ネット歌人やネット短歌についてのアンケートを実施しているのを発見。それでお正月明けにうちのブログにもアクセス数があったのだと気づく。今さら・・・
わたしはネット歌人だけど、ネット短歌というのは知らない。

集団化した世界があり、その流れの中にいるより、何となくやりたいことをやっているうちに道ができるほうが自分が楽なような気がする。

素材屋さんというのは素晴らしい。わたしのように自分で絵を描いたり写真を撮ったりするのが苦手な人間からすると、それを無償で提供してくださるわけですからありがたい。検索エンジンに詩で登録して、アート系のサイトをサーフィンするのも楽しい。自分の感性にない部分を補ってくれるところはさらに楽しい。何となく共鳴共感のあるサイトも素晴らしい。

でも、ネットの場合、すぐにサイトが消えてしまう。ローカルに保存してあるので画像そのものはあるのだけれど、すでにそこの素材屋さんは閉鎖したり、お休みしたり・・・そうなると、ハイパーリンクを貼れない。大抵は、二次配布や直リンや素材屋さん同士のトラブルなどが原因なのかもしれない。著作権のことを考えると、よほど精神的にタフな人か、明らかに作者が一目瞭然なくらいメジャーなところしか残らない。

でも、いろいろなことを考えると、コミュニティにいるというのは気楽かも。季節の話題、時節の話題、世の中がスマトラ沖の地震のことで大騒ぎしている時には、いくら短歌のブログとはいえ、ネット短歌やネット歌人の話よりそちらを考えるほうがナチュラルな気がするのです。そういう世辞とは無縁だからよいと言われればそうかもしれないとも思うし、それでいてどちらかといえば、普段からぼぉ〜っとしているから、ある程度コミュニティにいるくらいでないと、ますます社会との接点が欠如していきそうな気がする。

が、しかし・・・

作歌に社会との接点なんて必要なんだろうか・・・?
よーわからん。

投稿者 Blue Wind : January 24, 2005 04:51 AM | トラックバック
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