January 09, 2005

【トラバ返歌】 細胞についての論議

存在はいつも見えないつむぎ糸体内細胞数えてむなし


・ご返歌

死滅する組織細胞増える朝新生細胞揺らぎ出す音(まるやむ氏)


・さらにご返歌

生まれては増えることなき脳内の神経細胞われと死すべし
シナプスをどこへ伸ばすかわがままな樹状突起はしなりゆく枝
細胞が生まれいづると信じてるローションよりも角質減らす


朝からこれくらいのパワーがないと歌詠みは続かないような気がいたします。


赤道は鈴木その子に似合わない夕まぐれまでのあかあかき空
細胞の死す音響く熱帯夜焼かれて皮膚は傷跡のこす
こんがりとトースト色に焼かれてもわれと砂浜対話する皮膚


毒がないとね、解毒剤って要らないのよ。毒は薬。薬は毒。毒薬は要らない。


アンニュイは人の欠片のまぶしさを日影に落とす隠れ貝殻


・またまたご返歌

毒にさえならないものは薬にもなりえないとぞ毒薬飲む我(まるやむ氏)


・そしてご返歌

にんじんがアレルギーなる君のためにんじんくわえたうさぎ描きし

投稿者 Blue Wind : January 9, 2005 03:41 PM | トラックバック
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