存在はいつも見えないつむぎ糸体内細胞数えてむなし
・ご返歌
死滅する組織細胞増える朝新生細胞揺らぎ出す音(まるやむ氏)
・さらにご返歌
生まれては増えることなき脳内の神経細胞われと死すべし
シナプスをどこへ伸ばすかわがままな樹状突起はしなりゆく枝
細胞が生まれいづると信じてるローションよりも角質減らす
朝からこれくらいのパワーがないと歌詠みは続かないような気がいたします。
赤道は鈴木その子に似合わない夕まぐれまでのあかあかき空
細胞の死す音響く熱帯夜焼かれて皮膚は傷跡のこす
こんがりとトースト色に焼かれてもわれと砂浜対話する皮膚
毒がないとね、解毒剤って要らないのよ。毒は薬。薬は毒。毒薬は要らない。
アンニュイは人の欠片のまぶしさを日影に落とす隠れ貝殻
・またまたご返歌
毒にさえならないものは薬にもなりえないとぞ毒薬飲む我(まるやむ氏)
・そしてご返歌
にんじんがアレルギーなる君のためにんじんくわえたうさぎ描きし
投稿者 Blue Wind : January 9, 2005 03:41 PM | トラックバック