January 09, 2005

存在はいつも見えないつむぎ糸体内細胞数えてむなし

のんびりと年賀葉書を眺めれば文字の中にぞおなじ顔みし
いつまでも今日までも友変わらぬはノート写した記憶の文字か
細々とつなぐ文字あり年賀状あの人のことわたしの話
一つだけニックネームの生きている昔のわたし友はその中

りんさんは誰のことかと思っても記憶の中に文字は残りぬ
空白に流るる時間いつの日か忘れた頃に甦るかな

にゃおにゃおとお話してる年賀状彼女は知るか風は遥かに
うっすらと霧のむこうにあるような友の話も去った昔か
突然に何があるのかわからないもうわたしにはわからないよと
消息は細々としてつなぎゆき微かななかに生きてる時間
ちっぽけな生簀のなかにいるような外海知らぬさざえのようだ

年賀状のほほんとしてカトリックみことば書いてプロテスタント
年賀状中途半端に歌詠めばどっちつかずののらくらと吾
ちっぽけな生簀のなかにいるような歌詠みいづるつくばねの春

ヨエル書 3. 1-5 神の霊の降臨

アスファルト固めたような道路にも揺れるあらくさ光浴び立つ
ひっそりと大きな愛とちっぽけなひねもすのなか小さな理解
窓抜けて大きくなったマリちゃんが戻ってきたよな不思議な予感
消えいりてしずかに光る億年の微かに細い星の瞬き
あの星は今はないかもしれないと幻のとき届く光に
星からの光は届く地のうえにながむる吾はおびただし時差
あの星の光の年を数えればあの光など幻と思う
存在はいつも見えないつむぎ糸体内細胞数えてむなし

詩編 32. 8-11

そだな・・・・神に逆らう人は悩みが多い。

生きるとは悩み多かり沸沸と泡立つソーダ眺めるようだ
憤りクリームソーダの泡だらけ融けたアイスのベタつくグラス
浮かべれば溢れいづると知っていてアイスを乗せるクリームソーダ
あの人はクリームソーダを飲むように苛立つ鬱を飲み干している

グラスにも水滴のない季節にはかさつくような乾いたグラス
ゆっくりと飲みたくもない珈琲を冷たいままに過ごしゆく冬

苦しみの相乗効果溢れても吸引の数反比例する
泡立ちは喉の孔から溢れ出づ痰の絡んだクリームソーダ
愛うすきからくり箱は吸引のうすっぺらい手の描かれた袋

使徒言行録 7. 54-60 ステファノの殉教

投稿者 Blue Wind : January 9, 2005 04:52 AM | トラックバック
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