January 06, 2005

【トラバ返歌】 金子まるやむへ

土手あるきゆるり散歩の遠景色角度ちがえてすれちがう窓
止まらずにうつうつといづ淡き血のわれの涙はまたぐらにあり
すききらいわけわからずにいづるとき独りのわたしくりかえす波
不可思議に夢の中でも覚えてる顔なき人の話し声かな
母のためゆくことわすれ年を越すドキリと和歌は罪悪を呼ぶ
こんなことしている場合?みあげれば時計の針はやさしげにあり

ゴトゴトとくぐもる音のくりかえし軋む音さえさらばララバイ
散乱を秩序と言われ不可思議に整理されたる脳裏のメニュー
「変な人」と思われるから病には嫌われて今ボサノバを聴く
柵の外ひらひら布の並びたるウブドの崖のレストラン居る
陽炎はむかしのわたし映してはスカートの丈微妙にかわる
ドクダミと知らずながむる白い花愛でてうれしき抜いて哀しき


まるやむさまのどの歌にご返歌したか・・・は、金子まるやむのゲストブック参照といったところでしょうか。


◇追加
うつくしき波の色さえながむれば太陽を呑む水平線あり
ぽっかりと陽の透かしゆく水の色まばゆいほどに輝きぬ魚
珊瑚礁越えてしまえば月さえも沈む水底深き地球よ

投稿者 Blue Wind : January 6, 2005 11:02 AM | トラックバック
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