January 03, 2005

ギャップ

もー、ダメ。この前から素樹文生のブログが気になってしまう。
作家のブログだから、いわば冷やかし的にネタにしている。アメブロに新しいブログをつくって、1クリックでつくれるし削除できるし、最初に来訪したら「トラバを飛ばせば読む」と書いてあったから、飛ばした。もちろん、素樹さんのところだけではなく、あちこちに飛ばしているし、片岡さんはなかなか更新しないなーと気楽なノリ。

ところがね・・・あの人、リアクションがある人なのです。たぶん。

そうなると、こちらもあー言えばこー言う世界が長かったから反論しないではいられない。

その中でグサっと来たのが、ヤクザという台詞。これね、一般社会の人からは言われたことないです。でも、飲み屋さんとか自由業とか、その手の人たちからは大抵からかわれた。こんな上品な人をつかまえて、よくも、まあ、って思うのだけれども、父親がレジャー産業などと言うと裏社会を知る人たちはそのように発想するらしい。

そうやって言われると、父はヤクザではなかったけれども、年中、利権がらみでヤクザには脅迫されていたような記憶がある。そういう魔の手が伸びて、父はいつもわたしのことを心配していた。
母も仕事をしていたので、わたしは叔母の家の近所の片田舎でお手伝いさんのつくった食事を食べて棲息していた。ローカルというのは平和。
そのうち大学へ通学するようになるとさすがに遠いので一人暮らしをする。バブルの時代で3つくらいマンションを変わったかもしれない。しかも、住所は名簿にも記載せず、せいぜい親しい友人にしか教えない。
一度なんて、本当に目だし帽の男にマンションの入り口まで追いかけられたことがあり、あの時は心の底から怖かった。以前、ネタにしたことがあるかもしれないけど、不意に「走れ」という声が聞こえた気がして、信号を渡って走り出したから誘拐を免れた。

そういう人間不信の自分を支えてくれたのが、シスターだったのかもしれないし、一度学内へ入ってしまえば、わたしは普通の学生だった。その世界ではわたしのように人間不信に喘ぐ人たちが微笑みながら棲息していた。それでいて精神的にはタイト。ある種の重圧の中、自分を押し殺しながら生きていたような気もする。

貧乏でもいいから学者とかね・・・そういうほうが気楽だと思った。父の職業柄、それこそ政治家、財界、タレント、普通の人たちまでとにかく派手な世界に生きていたような気もする。これって親だけではなく、学内でも世間は狭いから気が付けば親同士が知り合いということもめずらしくなく、そうなるとなかなか友達にも本音で話せないこともある。

当時のことを考えると、今はとても自由。

・・・・・・・ところが、ネット。

これには参った。精神系の患者がウヨウヨしている。そして、何故か偽のわたしが出没。

まさか、って最初は信じられなかった。
しかも、わたしも同類に思われるらしい・・・
いや・・・わたしは本当にわたしなんですと言っても信じないらしい・・・
そこがリアルとは違う。

でも、リアル・モードというのかな・・・まともな人たちは、わたしが嘘をついているとは思わないことにも気が付いた。つまりは、そういう発想がないから。

たしかに、わたしのプロフィールをまともに書いたら、ヘンな人と思われても仕方がないけど、嘘ではない。友人の間では話題になった村上春樹の話。わたしはまだ彼がメジャーになる前、ダンナと一緒に遊びに行っている店でビールくらいごちそうになったかもしれない。その程度の関係。
ところが・・・・・ネタにされている。
うちのダンナは神戸の人で、親が医師会の仕事をしていた関係で、大森一樹さんとは親同士が仲が良かった。それがたまたま渋谷で売れる前の春樹さんと出くわし、同じ関西村落の出身で共通の知り合いがいるということで盛り上がり、あの人たちは互いによく知らないうちに飲み仲間になっていた。

わたしは、村上龍は好きだったけど、村上春樹は嫌いだったので読んだことがなかった。でも、ある日、メル友になった編集者の人が、「あなたの話を読んでいるとどうしても村上春樹のことを連想してしまう」と言われ、『太陽の南、国境の西』だったかな・・・そういうタイトルの小説を読めと言われた。

すると・・・・
はじめくんというのは、イッケがモデル?
小説の中での主人公たちの出会いの場所は、かつてテレビ朝日の近くにあったCTダイヤモンズというジェイルのマスターの三つ目の店?
そういえば、オープニング・パーティに呼ばれて、カウンターの隣の隣くらいに座っていた人が、わたしを見て、急に立ち上がった記憶がある。
・・・・・・・・あまりにも変わり果てた姿だったので、彼があの時の快活なお兄さんだとは思わなかった。

こういう話ね・・・ネットでしてはいけないらしい。精神病と間違えられるから。

それでも、近頃、自棄になっているかもしれない。
パスワードを盗まれない限り、トラバなら安全な気がする。コメントはダメ。なりすましの温床になるから。わたしの失敗は、精神系の話をネタにしたサイトをつくっていたことかも。あえて言うなら、心理系ではないです。

いつになったら、わたしはジャンキーから救われるのだろう。

わたしが一番訴えたいことは・・・・・・わたしは普通の主婦なんです、ということかも。

投稿者 Blue Wind : January 3, 2005 01:34 AM | トラックバック
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