December 22, 2004

あっという間の長い一日

少し泣いたらすっきりした。日課があるってありがたい。今朝、マリア・アンジェラは、2ヶ月と17日で短い生涯を終えた。

昨日は、わたしの誕生日。
お昼にはネットで注文したルドビーさんのご本、午後には娘が短歌の本、夕方にはダンナがマリちゃんを連れて帰ってきてくれた。
夜、マリちゃんはかなりむくみはあるものの、すこぶる元気で、一人ではもはや立つこともできないのに性格は変わらない。
やんちゃ。

誕生日だというのに、外へ買い物へ行く気力もない。
お昼頃、母の病院から電話がかかってきた。すっかり役所へ行くのを忘れている。いや・・・忘れていたのではなく、行く気力がなかった・・と、見知らぬ看護婦さんにどうやって事情を説明したらよいのかわからないので、そのまま謝って電話を切る。
ようやく母の容態が安定したので、車椅子をつくることになり、その福祉の書類を取ってきてほしいという。マリちゃんのことが気になって、それどころではない、などと失礼なことが言えるだろうか・・・?

それよりも、マリちゃんを引き取って、家で看取るための準備をする。
まずは眠ること。もしかすると三日間くらい眠れないかもしれない。そのためには寝なくては・・などと思っているときに限って熟睡できない。

到着したマリちゃんは、輸血後なので、想像していたよりも元気。「これはもしかして・・」などと期待すると、ダンナが期待を打ち消す。食欲はあるみたいなんだけど、少し食べるとたちまち疲れ果ててぐったりする。

冷凍のグラタンをオーブンで焼く。
オトくんだけがやたらに元気で食欲もある。

夜中中、わたしの隣ですやすやくんくん動き回って寝ていたマリちゃんを、朝、ダンナが抱っこして下に連れてきた。もう、マリは首も座らない。

娘が学校へ行く支度をしなければならいので、ダンナが抱っこしてマリちゃんに飲み物を与えようとした。突然、マリの心臓が止まる。

マリちゃんは、今、静かに娘のために編んだおくるみに包まれて、クリスマスツリーの横で眠っている。

・・・・・・・・・・・・。


これが、光と闇・・・・

悲しくもあり、幸せでもあり、あっという間の長い一日が終わった。

投稿者 Blue Wind : December 22, 2004 11:34 AM | トラックバック
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