December 05, 2004

チョコレート一つつまんで犬の世話ポインセチアの水遣り忘れ

てのひらに犬のミルクを流しこみ白き河川の旱魃眺む
沼になり川になりすぐ舐められて子犬のミルクてのひらのうえ
犬用の哺乳瓶など手に取ればおもちゃのようにかすれゆく文字
セーターの中に隠れてマリちゃんは袖を枕にすやすや寝息
ゆで卵袖に隠しているような小さな頭小さな寝息
吾子の指マリの腕だと比べても走る姿はミニチュア・ピンシャ
オトくんが近頃やけに重いなと感ずる午後は陽だまりの夢
外は雨子犬と過ごす土曜日はあっという間にタイム・オーバー
目覚めてはお腹空いたとマリちゃんが寝かしてくれぬ赤ちゃん係

ルカによる福音書 12. 22-34 思い悩むな

おかしいな・・・なんでこんなに犬の世話が大変になるんだろう・・・

野良犬のいかに生まれて死にゆくか学んでみたい子犬の係
16杯てのひらのうえ飲ませろと言うのかミルクひねもすはゆく
空皿はオトのひと舐め犬ミルク犬の月日の宇宙ロケット
チョコレート一つつまんで犬の世話ポインセチアの水遣り忘れ

セーターの中のぬくもり感じてはやすらかな顔子犬の抱っこ

餌よりも抱っこなのかもしれないな・・・

母犬の今頃何をしているか真夜中の吾眠さこらえる
朝までは静かにつづく夜なのにあわただしくも昼を待ちたり

エゼキエル書 12. 8-16

投稿者 Blue Wind : December 5, 2004 03:12 AM | トラックバック
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