November 29, 2004

釈放か・・・

インターネット・ジャンキーというのは壮絶。特に広義での出会い系のサイトに多い。あるいはチャット部屋の常連とか。まだネットを始めたばかりの頃には、とうとう呪いのサイトまでつくられてガイアックスにまで追いかけられてしまったことまである。
大抵は、嫉妬妄想とか、被害妄想とか、関係妄想とか、単なる妄想のような気がするけど、ネットは一方通行社会なので、そこまでになるとなかなか立ち直れない。わたしも2,3回、おおげさなまでに吐き気までするくらいになったことがある。もう、その電子文字が画面に現れただけで吐き気がする。まあ、そのうちに忘れるけど・・・こちらが忘れても相手が忘れていなければ延々と続くのかもしれないし、集団化しているとなおさら続くらしい。
ネットを始めたばかりの頃はサイトの作り方も知らないし、ヘンな話、パソコンの使い方も知らないから、結局、ランダムに知り合った人たちから情報を得る。そのうちに親しくなって、メル友になったり、チャッ友になったり、オフ会に誘われたり、物品をやり取りするようになったり、電話がかかってきたりする。何もなければ平和なんだろうけど、それが一度人間関係が荒れ出すと大変。なかなか消えない。普通は自然と疎遠になったりするものなんだけど、荒れたほうが消えにくいのかも。
要するに、生きるに必要な関係性ではないから、こころのつながりを求めて集まっているらしい。そういうグループが多い。こーね、そうやって集まっているうちに、自然と仲の良い人たちが分離していったり、仲間はずれがあったり、いろいろ。仲良くなったつもりでも、実はどこの誰かもわからないとか、こちらの人とは付き合うけど、あちらの人とは付き合わないとか、そういうラインも分けてはいるんだろうけど、そこが電子文字の悲しさで、たとえばBBSなどがあればレスがあるとかないとか、アクセスが簡単なだけにややこしい。そうするとBBSには書かないでメールだけとか。
長くやっていると、だんだんこの電子文字社会にうんざりしてきてしまう。完璧なジャンキーになると、男か女かもわからないし、サイトごと、メールごとにハンドル名を分けて別人格をつくって遊んでいたりする。そういう関わりが実は一番大変だったりする。消えると寂しいかららしい。人間関係の輪という意味なのかもしれないし、まったく知らないハンドル名で別人を装って現れたり、いろいろ複雑。

結社へ行こうと思ったのは、実はこういう面倒なジャンキー社会から解放されたかったのかもしれないし、逃げたかったのかもしれないし、それでいて、アクティブに活動できる立場ならネットなんかやってないって・・・正直な話。家庭の事情などがあるから、ネットでもやってみようかなと思っただけの話であり、たまたまダンナが新しいパソコンを買ってきたというだけの話だったのに、いつのまにやら歌人になってしまっていた。
誹謗・中傷、あらし騒動、勝手に懸賞に応募されたり、メルマガを申し込まれたり、そういう意味での危険性はあるけど、わたしはふつうの主婦なのである。アダルトサイトを運営しているわけでもないし、ヘンなストーカーに狙われるのもお門違いだし、家には家族がいる。よく考えたら、あまりにもあほらしいから、あっさり歌人のサイトをつくってしまった。そのほうがジャンキーは来ないだろうというもくろみだったのだけど、しばらくの間はBBSになりすましが現れたり、リアルとバーチャルが混在していたり、非常にややこしかった。
通りすがり的に歌を投稿してくれたり、感想を書いてくれたりする分は何も困らないけど、ジャンキーの世界の話題は削除。犬と遊んでいたほうがまだ楽しい。とうとうジャンキーサイトも消えたし、管理人さんには申し訳ないけど、何となくほっとした。ありがとう。

来年からは、また違った作風で詠めるようになるといいんだけど・・・まだまだこれからやらなくてはならないことが山ほど。

投稿者 Blue Wind : November 29, 2004 02:21 AM | トラックバック
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