November 06, 2004

とんかちで卵の殻を割るような神の憐れみひよこは孵る

◇時空詠歌
蝶の羽ひらひら二枚舞いたれば葉隠れのなか一枚になる
舞ふ蝶をながむるやうにきららかにひざしまぶしき静かな秋よ
蝶よ、蝶、まぼろしなのかいづこから訪れ去りしいづこの空へ

無為という月日のなかでこれほどに顔の見えない戦のつづく
妄想の極みつきたる運のつきいつまでつづく息ながき息
ひまつぶしネットの闇につきあえばあそびうたなど詠んでたのしむ
半月のほかり浮んだ夜空には明日みる夢のないうさぎおり
わが母もパジャマを着てかリハビリに曲がらぬ体いかにせんかと
特注の車椅子です母のため座ることって大変なのね
無為という不安に怯え生きるよりふたたび空をみあげる日まで

母のリハビリを始めてくださるそうです。体が硬直しているから、普通の車椅子では座れない。椅子が完成するまでしばし時間が。パジャマを着て車椅子・・・・夢のような話。

使徒言行録 10. 19-20

神の愛無為に流るる年月の後に知るらんわが生きる意味
何のため生きているかと思えどもこたえなき空うつろい変わる
あの空は日替わりメニュー明日には逢えない雲は幻なのか
あの空はいつもあるよな空だけど明日には明日の空が広がる
ひねもすはうつろいゆかば空の雲わたくしもまた浮んで消える

若者のイラクに消えたいのちにぞ刻まれる時深々とあり
わが母の無為に生きたるひねもすを淡々としてうたに詠えり
リハビリにビーズ・クッション買いゆかばイルカ売り切れはがゆくぞ思う

文字打つも難き年寄りくりかえす電子のいのち誰に与えり
”creator”憎しみ込めてキーを打つ文字の羅列に妄想地獄
誰のこと想いつのりし電子文字淡々として現れる文字
アバターの映る姿の不可思議さ一方通行戻りみちなく
アバターを描いて姿もとむれば戻りみちあれジーザスの愛
アバターを描いて姿もとむれば青青とした贈り物あり
あのパワー電子文字に託すなら神を愛するリアリストかな

コリントの信徒への手紙 一 4. 1-5

なんか、こう、あの壮絶さがあったから、わたしは幸せなのかも。単なるアバターに対してのあの執着、怨念、憎しみ、呪い・・・嫉妬。本物なんだよね・・・対象以外の精神ってやつは。「仮想敵国」とはよく言ったものだと思う。アメリカが憎いから自衛隊が憎い。自衛隊が憎いから何の関係もない人をあっさり殺す。わけわからん。
その逆も真なのかも・・・

あの人もこの人もみなイエスさまと言い切っているマザー・テレサか
アバターを星に見たててながむれば青い空には白い月かな
窓の外雲に浮んだお月さま真横に眺め飛行機は飛ぶ
あれも愛これも愛だと喜んで空から届く青い地球儀
ほっかりと地より湧きいづ平和には無という世界誘うような
輝きの似合う丘にはオリーブの木陰に沈む一休みかな
きらきらと光る丘には大きな手広げて彼は愛という風
きらきらと光る丘には一瞬のまぼろしのごと愛の春雷
光にぞ打たれて彼は大いなる光瞬く雷光のよう
春雷ぞ打たれて光溢るるはみちみちてゆくこころとそらと
大いなるタイムカプセルながむれば幻の夢わが眼にうつる
幻と言うなら言うてかまわない一瞬の夢知識の邪魔す

コリントの信徒への手紙 一 1. 4-9

知識の見せた幻なのかも・・・否定するなという。

神さまとお話をするひねもすは無為かまぼろしわれにも知れず
ヘンな奴自嘲気味につぶやけば上には上がいることを知る
天空のタイムカプセル受け取れば巨大な空はいつぞ現る
つもりゆく言の葉の海潜りたる区切りをいつと語れぬ水面
あきめくらキャンバスの色みまごうかちしきの絵の具つかえというか

たしかに立体感に欠けるかも・・・かんがえよう。ちかごろ勉強嫌いだから・・・なまけてるね。

ホセア書 8. 7-14

とんかちで卵の殻を割るような神の憐れみひよこは孵る

投稿者 Blue Wind : November 6, 2004 04:10 AM | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?