October 15, 2004

蝿の歌詠んで悲しき調べかなぶんぶんうなる平和な秋よ

ムクドリに月の輪ぐまに秋刀魚かなオレンジの月地震のありき
敷島よティルスなのか敷島よあきらめて夏暑き秋の日
ざくろさえ実の一つだにゆるがずにあきらめて秋高枝鋏
一匹の夏蝿飛ぶか秋の家栗の袋の置き土産かな

それにしても、凡人は悲しい。
聖書を読んでいるうちに、宮殿という言葉から「パラッツォから行け」と言われた気がした。つまり、インスパイア。ひらめき。そこまではともかく、迷った挙句、そういう名前のホテルを予約する。わけわからん・・・
おやつに甘栗の剥いてあるパックを買ったら、そこからウジがわいていたらしい。ですから、写実、なんです。困った。
高天原の山並みを思い浮かべてフランチェスコのことを考えたら、いきなりムクドリの大群が家の脇の電線に押し寄せてきてしまった。たぶん台風の前だったからかも。すごい騒音。あまりにもうるさいから、窓から見たら、飛び去った。ああ現実よ。って感じ。
旅行の前に、突然、庭を芝にされてしまってがっかりしていたら、そのお陰で今年の台風被害を免れたようで・・・ドミノ倒しの木を想像できてしまうところがおそろしい。
要するに、何が言いたいのかというと、わたしはリアリストだということかも。
今回の台風で、お隣の家の木がドミノ状態になって、それでもうちの庭の木は、ざくろの実一つ落ちなかった。
だから、聖書に書いてあることが真実だと思ってしまう。

敷島はティルスらしい・・・・しつこく開いてしまう。
秋刀魚はロシア、ムクドリ被害、台風9回上陸、月の輪ぐまがペチペチ。
あ、神さま、怒ってるな、としか思えないじゃないですか・・・リアリストとしては・・・
冗談抜きに、被害は大きいし、どうやって考えても景気は回復しそうにないし、対外支出はますますアメリカのせいで増えそうだし、年金は出なくなりそうだし、韓国にシェアを奪われそうだし、暗い未来。
昔から未来が明るかったことなんてないな・・・

詩編 31. 8-9

鳥の声世間話をするように響く午後には一匹の蝿
蝿の歌詠んで悲しき調べかなぶんぶんうなる平和な秋よ
虫の声響かぬ午後は晴れ渡り澄み渡る空光る芝庭
きしきしと刻みゆく音聞こえれば風のうた声つよく響きし

みどり葉の白く輝く季節にはクルマの音の聞こえるばかり
あまりにも平和な日にはオトくんの足音だけが庭から二階
言葉などとまってしまえスピーカー通過するみち選挙も近し
学生の階段鳴らし笑い声秋は冷たき風が吹き抜く

平和すぎて歌のネタがない。
よろこぼう。

ガラテヤの信徒への手紙 4. 6-7

投稿者 Blue Wind : October 15, 2004 01:34 PM | トラックバック
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