第十一年、その月の第一日に、主の言葉がわたしに臨んだ。「人の子よ、ティルスがエルサレムを嘲る。『ああ、諸国民の門であったお前は打ち破られ、わたしのものになった。わたしは富み、お前は廃れる。』それゆえ、主なる神はこう言われる。
ティルスよ、わたしがお前に立ち向かう。
わたしは海が波を巻き起こすように
多くの国々をお前に立ち向かわせる。
彼らはティルスの城壁を倒し、塔を破壊する。
わたしはその土くれまでぬぐい去り
ティルスを裸の岩にする。
ティルスは海の中にある網干し場となる。
これはわたし自身が語ったことだと
主なる神は言われる。
ティルスは諸国民に略奪され
陸にある周囲の町々も剣で滅ぼされる。
そのとき彼らは
わたしが主であることを知るようになる。