September 04, 2004

否定のシステム

われながらなんてヒマなんだろうと思いながら、gaiax.comのアバターの宣伝を覗いてみる。自分がさっさとgooに引越しサイトをつくってしまったせいか、ほかの人たちの動向も気になる。すると、半日くらいの間に100人くらいの人たちがgooにサイトをつくっている。いくらインスタントとはいえ、多いと思う。
要するに、全廃を宣言されたため、サイトを続行する人たちは基本的に二者択一を迫られた形になる。もちろんほかのサーバへ移転する人もいれば、あっさり捨ててしまう人もいる。が、しかし・・・

それにしても、金銭徴収の仕方がどこかマニアック。8月のイタリアは70%オフが普通で、5ユーロで夏の衣類が買える。せいぜい700円くらい?それを考えると、私の勘違いでなければ、アバターの服が2ユーロ近くするというのはどうも納得がいかない。自分でさらさらイラストが描ける人ならばバカらしくてやってられないだろうと思いながら、gooのサイトのやけにデカイ広告バナーを眺める。

単に広告バナーのクリック数を増やしたいのであれば、広告バナーを選択性にしてしまえばよい。つまりは、自分のサイトにつけるバナーを自分で選ぶようにすれば、嫌でも見なければならない。大抵は目立たないタイプか、サイトに合ったものか、デザインが気に入ったものとか、あるいは自分のサイトのイメージを損なわないものを選ぶ気がするけど、とにかく目立てばよいとばかりに業者が向かう方向はポップアップとか、ますますクリックしたくなくなるバナーが多い。つまりは何が言いたいのかというと、もっと能動的な行動を喚起するような方略を取った方がアバターの服代より合理的な気がするということかも。

それと、ガイアックスのアバターというのは、発信する側のことしか考えていない。自分でイメージをつくって、それを誰かに押し付けるわけでしょ?何となくそれを押し付けられたほうはかなり迷惑という気がする。ジャンキーの場合は、むしろ受信中毒が多い気がするけど。つまりは、勝手に相手のイメージをつくってしまう。そして、自分の中のイメージとコミュニケートしているわけで、相手から情報を与えられすぎるとむしろそういう受信的イメージが破壊されてしまう。つまりは、それは一種の干渉刺激であり、妨害電子であり、これではよっぽどヘンな人しかそういうサイトをつくりたがらないような気がするけど、どうなんだろう。

が、しかし・・・
ガイアは退屈しない。もう飽きちゃったと思う頃に、突然ヘンなことをする。特に意識するわけでもなく、ガイアックス・ユーザは直リンが多いとか、マナーが悪いとか、ボロカスに言われているらしいけど、会員は会員で文句ばかり言っている。なんか、波があって、おもしろい。
今しばらくの間、ガイアックスがどーなるのっかなーなどと観察しているだけでも退屈しない。ガイアックスがどうなるのか、というよりも、皆がどーするのかを観察しているのが面白いのかも。

投稿者 Blue Wind : September 4, 2004 12:39 PM | トラックバック
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