春の日はウッドデッキに風の吹くオトはサンダル咥えて走る 破壊せし空の鉢など散らばりし部屋の中には犯犬のオト 人は皆いつしか消えて夢の跡黄色い花の咲く春の街 終戦と言えるのならば戦争は終わるものだと気がついてみる ちっぽけな対立はまたおおげさに国を隔てる鶏冠となりぬ