悲しみは過去の記憶の灯火を今にてらすとかがやきを増す 今はもう忘れていたと思っても電話の声に虚ろはひびく 明るい日暗い日もある春の陽はほのぼのとした欝をしのばせ 傷跡は切り傷擦り傷擦過傷心の傷は春にも癒えぬ 鬱の街逃げ出すように電車乗る流るる景色安堵を運ぶ 明日もまた凶事と呼ぶが出来事の待つ電話には感情もなく
ルツ記 4. 11-17 人々の祝福と神の祝福