February 07, 2004

いまいちど生きて逢いたいジーザスは地の果つる野にひつそりと咲く

そんなことはどっちでもいいと思いつつ権力といふ波はおしよす
やさしさをひとつくださいあわれみを昨日の明日の今日といふ日に
おしよする波のしぶきを一滴とかぞえてむなし海をかぞえる
世界にはひろがりゆくぞ使徒職のかぞえてむなし砂粒となる
あのひともこのひときらいすききらい嗚咽の底にすきま風吹く
そして誰もいなくなつてあのひとはつまらぬ歌をことほぎてゆく
野に咲きてゆく花のかほる野の道を天地(あめつち)のごと雲雀飛びゆく
いまいちど生きて逢いたいジーザスは地の果つる野にひつそりと咲く
ラテン語は今もわからぬポーチギー意味のないまま記憶する音

バビロンの陥落(イザヤ書 47)

投稿者 Blue Wind : February 7, 2004 08:17 AM
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