January 21, 2004

やんわりと糸に縛らる手足かな餓えもなければ満腹もなし

背のうと書かれていてもわからない児童書を読む教科書のごとく
見知らない言葉はやがて死にゆくも知らないほうが無知と呼ばらる
異国より移住しせし友と遊びたる夫もまた今は遊牧民か
就職にあぶれて増える院生の寄宿暮らしの不思議なさまよ
失業のあふるイラクの暴動は人間的で素朴でもあり
やんわりと糸に縛らる手足かな餓えもなければ満腹もなし

思はざる時雨ふりだす夕暮れに吾子帰りぬと講習そぞろ
自動ドアとどろくやうに鳴りゆかばあしばやぬける風と靴音
茂吉歌論読みてつぶせし待ち時間あらば格調なきは素朴さ
子を待ちて過ごす時間の長ければやがては吾は動けぬ人に
「おかえり」というがわれの仕事なり時は短く気長になりし

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りんどさん、もうすこしやんわりとした女性らしい歌が詠めませんか?
えええ・・・・・・

(単なる自問自答です。)

投稿者 Blue Wind : January 21, 2004 12:09 PM
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