正午にて鳩時計鳴りかきまわすカップの中は熱きコーヒー 朝霜につつまれたなら白き原雑草刈を憂へることなく ぼんやりとこうしてる間にやることもあるのではないか小春日和よ 真昼にも斜めにうつる窓の翳落ち急ぐのを止められもせず ジャンキーの傷害事件また一つまたかとおもふわれに驚き 暗闇になれてしまつたわが眼には電子文字さえ君をうつせり