January 17, 2004

冷えた手を肩をもみつつあたためる便利なわがみ雪ふる日には

悲しみはふんわりとした雪のうえゆきかふ人の足跡のやう
粉雪のぱらぱら落つる歩道には帽子とダウンの自転車がすぎ
誰と誰が不倫してると言ったって彼はわたしの夫じゃないの
現実に飽きたらそこは映画館おにさんこちら手の鳴るほうへ
降りたると気づかぬほどの粉雪は風に舞い立ち落つる花びら
しんしんと指先だけが冷えてゆく寒さ感じるあたたかき皮膚
冷えた手を肩をもみつつあたためる便利なわがみ雪ふる日には

投稿者 Blue Wind : January 17, 2004 02:45 PM
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