January 10, 2004

終焉にちかづくほどに坂道は大いなる月樹樹に隠せり

青き光の立ちのぼらむマリアさまとおき世界へみちびかれゆく

江戸のみち粋に歌詠む人のあり言問だんごは今も変はらず
団子坂自転車泣かせの上り坂江戸はつづきぬ下町の道
谷中墓地階段に立ち見晴らすはうすい青空灰色の雲

日光の東照宮の猿山はみざるいわざるきかざる家康
猿山におやつを持って入りなば持っていくのが悪いといふ
猿山の紅葉たるや美しき気にしていては見過ごすばかり
いろは坂難所も名所今の世はヘアピンカーブちりぬるは瞬間(とき)
猿山でのんびり秋を楽しみし人こそ晴れて戦国終はる

人情を追い求めたくば北へ行き振り払いたくば南へすすむ
南風吹くや熱帯の椰子陰に銀の光はたゆたいとどむ

淡々とひとりの世界すすめよとささやく風は道をあゆまぬ
咲く花の澪つくしなどさがせども姿形の園にうつるる
終焉にちかづくほどに坂道は大いなる月樹樹に隠せり
(娘をお絵かき教室へお迎えに行く時に見た黄色い満月は大きかった。)

投稿者 Blue Wind : January 10, 2004 01:20 AM
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?