道標のつづきぬ路を走らせる問題は今われのいる位置 しあわせかと問わるるならばしあわせとこたえるしかないつくばの春よ
波音のしぐれゆくまま夕暮るる海はしづかに大地をつなぐ
芍薬のえがかれしわが振袖は12歳のころのわれの身丈よ くつきりと記憶のなかに咲きし花名を知るべし想ひ悲しき いつついろかぞへてみつつわれはなほいろをのこせり生きる狭間に