繁華街歩いているよなネットかな純文学への敷居はたかく ダダイズム考へるより公文式つづけさせよか迷ふ冬寒 白昼夢ゴジラ歩きの針葉樹身を震わせり戦慄く風に ミュンヘンの市場の写真ながめおり胸のうずきをかすかにおぼゆ 心海苦労と不幸は違ふというオセロのやうに黒を白とな わが十代「愛している」と手紙なか百回書かせた記憶のありき 風うなるうなる冬声高らかにかさこそと鳴る窓の外の木 ふうわりと積みかさなる月日とは海より湧き出づ白雲に似て