December 21, 2003

白昼夢ゴジラ歩きの針葉樹身を震わせり戦慄く風に

繁華街歩いているよなネットかな純文学への敷居はたかく
ダダイズム考へるより公文式つづけさせよか迷ふ冬寒
白昼夢ゴジラ歩きの針葉樹身を震わせり戦慄く風に
ミュンヘンの市場の写真ながめおり胸のうずきをかすかにおぼゆ
心海苦労と不幸は違ふというオセロのやうに黒を白とな
わが十代「愛している」と手紙なか百回書かせた記憶のありき
風うなるうなる冬声高らかにかさこそと鳴る窓の外の木
ふうわりと積みかさなる月日とは海より湧き出づ白雲に似て

投稿者 Blue Wind : December 21, 2003 12:55 PM
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