うれしいな・・・
何がうれしいかというと、まったく知らない人が自分の歌から何かをインスパイアしてくれていると思ったら、それがとてもうれしい。
フィードバックの問題なんだろうな。
自分でさえ詠んだことも忘れてしまっている歌が多い。
それを忘れた頃にフィードバックされると、歌を詠んでいてよかったという気になってしまう。
そうなのよね・・・
自分のことを考えたらわかるじゃない?
好きな絵や写真、詩や短歌、その他諸々小説など文学やアートの世界は作者じゃないのよね・・
もちろん、作者に興味を持つ人たちはたくさん存在するかもしれないけれど、自分にとって大切なのは作品だ。
どうしてかわからないけれど、吸引されてしまう世界がある。
それが何なのかわからない。
それでいて、子どもの頃などはその意味さえもわかっていない。
それでも記憶の彼方に残っている。
要するに、自分はまだまだ未熟だ。
自分という存在を求めているからかもしれない。
うまく説明できないけれど、そういう気がする。
自分という存在は名前により決定されるわけではない。
気配なのかもしれないし、存在なのかもしれないし、魂とか精神とかそういう言葉は使わないけれど、自分という存在は今ここに存在している。
つまりは、自分という枠を取り除いたとしても、おそらくは存在している自分というものが枠に収まりきらない自分なのかもしれないと思うほどだ。