<幼き野原の夢>
てのひらに冷たき香り野の夢の幼き頃の夕暮るるまで
通学路夢の世界が広がればいざゆかん時忘るるまで
日没にカラスが鳴けば今日もまた寄り道したと帰宅を急ぐ
野原には夢の世界が広がりつ夕焼けのみち家路につづく
家路にぞ二本の道をみつけては秘密の気配冒険の時
(列王記 8. 1)