フェベって誰?
って訊かれても、知らないと答える人がほとんどではないかしら・・・クリスチャンでも。
ローマの信徒への手紙の中で、パウロが個人的な挨拶する際に、一番最初に名前が出てくる女性です。
彼女について知られているのは、ケンクレアイ教会のお世話をしていた女性で、ローマまでパウロの手紙を届けた人です。パウロの手紙から察すると、彼女はギリシャのケンクレアイから旅立ち、戻らないつもりでローマへ行ったような気がします。
ケンクレアイはコリントの近くの港町で、教会も海岸線の海に面したところにあり、船で移動する拠点です。「多くの人の援助者、特にわたしの援助者」とパウロが言っているとおり、パウロにとっては大切な人だったのでしょう。
パウロはコリントが好きで、結構、長く滞在しています。そして、3回目の伝道ツアーでも立ち寄っています。そして、最後はローマへ。
なんかね・・・
聖書の解説はいつも大げさな気がする。
ケンクレアイの教会は人目につかないような海辺にあるけど、暮らすには適さない。そして、女性が一人で外出することなど当時としては考えられないし、とすれば、どうしてそう思うのかわからないけど、フェベは猫好きの未亡人か何かで、一人で出かけるとすれば、猫にエサをやりに出かけていたのかも・・・
イタリアの海辺の町で、夕方一人の女性が歩いてくると、どこからともなく猫が集まってきて、彼女にとてもなついていたのを思い出す。猫は用心深いところもあるから、フェベにはなついていても、他の人が一緒だと出てこないとか?
とすると、一人で外出して不自然に思われない最高の息抜きだったのかも・・・
用心深い猫たちも、パウロにはなついていたとか?
というより、普段なら見知らぬ人がいれば逃げてしまう猫たちが、最初からパウロに集まったとしたら、フェベにとっては不思議な出来事だったかも。だから、パウロに話しかけたとか?
教会のお世話ができるような女性で、しかもローマへも行けて、というと一人で水汲みに行くようなタイプではないし・・・ しかも、猫にエサをやるのが唯一の楽しみという孤独な女性とパウロの出会い。
地震がきたので、書くのは控えよう。
パウロの姉妹フェベ。
彼女はよい人です。
パウロの手紙を持って、海を渡った人。
エズラ(ラテン) 13. 57-58