昨日は、休日当番だったけど、電子カルテのメインサーバの電源が故障し、サポートセンターはお休みだし、大変だった。
今は、普通はサーバを一つしか使わないのが主流らしいけど、私は基本的に電子の世界を信じていないので、2台置いている。メインが落ちたらサブに自動的に切り替わる、という話だったのに、実際には自動的ではなく、データだけが保管されるけど、それ以外の機能はサポートセンターに頼まないとダメらしい。
ムカッ。
だったら、日曜日も働けよ、と思ったけど、お休みとは。
そうなると診療できない。
昔は手計算で診療できるように紙カルテも置いておいたけど、今は気が付けば誰も手計算できない。新しい診療報酬点数表すらないことに気づいた。
となれば、休診だ。
やったー!
あちこちに連絡を入れて、今日は診療できないことを張り紙し、これで終わりかと思って喜んでいたら、一人、健診結果を取りに来る予定になっていたらしい。
連絡をしたいけど、電子カルテが落ちているため、連絡先がわからない。
これも以前はご本人に書いてもらった用紙を保管していたけど、今は、電子カルテに取り込んだ後は、個人情報のことがあるので、シュレッダーにかけてしまっている。
皆は、仕方がないのではないか、という感じだし、明日からまた休みなく仕事だし、休診するなら早く帰りたい。
で、父さんが結局、居残り・・・
普通、職員が帰ってしまって、医者だけ残っている、というのはありえないけど、うちの場合は結果的にそうなる宿命らしい。
よく言えば、やさしいとか、まじめとか、責任感が強い、とか?
悪く言えば、神経質、几帳面すぎ、まじめすぎ、他人を気にしすぎ、細かい。
調剤薬局の人が気を使ってくれて、お菓子などを差し入れにきてくれたそうだが、結局、2時半に取りに来たため、お昼も食べなかったらしい。で、うだうだ4時までクリニックにいたとか?
それで終われば、単なるよい人。
が、しかし、家に帰ってくると、ウダウダが始まる。
どうして紙で連絡先を保管しておかないんだ、とか、職員も2時間交代でいてくれたらよいのに、とか、サポートセンターがどうして休みなのか、とか、その他諸々、ぐちぐち言う。
ぐちぐち言うなら、今日は休診になったのだから、その健診結果を取りに来るはずだった人を待つ必要性はない。他の職員の常識で考えても、それは仕方のないアクシデントらしい。私もそう思う。月曜日の朝に取りに来てもらえばよいだけのこと。
なのに、たまたま休日当番だからという理由で、日曜日に取りに来ると、その人が言っていたものだから、夫の性格からして心配になって待ってしまう。よーするに他人に悪口や文句を言われるのが嫌なだけなのではないかと思うけど・・・
職員も長くいると、次第にマイペースになって行く。付き合っていたら、疲れるだけだ。自分の生活もある。
あなたたちは家に帰れば終わるけど、わたしはそれから始まるの・・・
いや、職員には嫌われたくないから、逆に何も言わない。
出産で辞めた職員が戻ってきてくれることになった。
うれしい。
仕事を辞めたいのに辞められない私の理解者。「事務長、大変だから」と思ってくれるあなたが好き。早く戻ってきて。
(ルカ 12. 57-59)