スーパーのバーゲン政治蝉の声暑き誘い熱き氷河は
片足をひきずり歩くあの人と派遣会社の三つ移転す
職安の駐車場にて番をする赤毛の女そわそわと笑む
600円以前のツケを握りしめ満面で笑み今日もまたツケ
売り渋る問屋のマスク買い貯めてこの冬を待ち、夏のインフル
ひっそりと広がりゆかばインフルもプールのアデノ子らまみれゆく
(コリント一 2. 6-8)