April 13, 2009

おともだち〜

面白いんだよね・・・

復活祭のとき、一緒に受洗した学生さんの友人が来ていて、神父さんに質問していた。彼は柏のプロテスタント教会で洗礼を受けていて、洗礼を受けているので聖体拝領のときにパンを食べてもよいかどうか、について。

わたしは神父さまがどのようにお答えになるか興味シンシンで聞いていた。(こらっ)

必死でふきだしそうになるのを我慢しながら・・・ 誰もいなかったら、笑い転げていただろう。

今回、カトリックの洗礼を受けた学生さんも、彼のプロテスタントの友人も、とても純朴で、おそらくは同じ神さまを信じていて意気投合し、友人としてお祝いに式に出席してくれたのだろう。彼等にとって、カトリックもプロテスタントもキリスト教に違いはなく、おともだち〜〜、という感覚はすごくよくわかる。わたしもそういうノリで今日まで過ごしてきたので、勉強会でもカトリックとプロテスタントの違いはしばしトピックになった。

でもね、わたしのときにはそこのところをしつこくトピックにされたのだが、一緒に受洗した学生さんは何も知らない。

なんでだ?

代母はプロテスタントの学校を出ているので、たまに違いを口にする。聖書の勉強会でも、プロテスタントは新約聖書だけだったけど、カトリックは旧約からずっと読んでいくから面白い、とか。ほおお・・・ もしかするととても重要なことなのかもしれないけど、そういうことは彼等の友情にとってはあまり意味がない。

神父さんは流暢だがしどろもどろに、カトリックとプロテスタントの違いを並べていた。プロテスタントではカリスは使わないでしょう、とか、私たちはマリアさまを尊敬しているし、信仰しているわけではないけれども、尊敬しているし、とか、思いつくわかりやすい違いを並べている。(聖体拝領で、ウェハスをワインに浸して食べるのは徹夜祭だけになったのだろうか・・)

(*プロテスタント教会だったら、誰でもパンを食べていいの?)


それにしても、わたしの代母は偉大だ。わたしは代父のYさんは、てっきりつくば教会が出来たときからの信者さんだと思っていたが、実は受洗したのは5年前で、結婚してから40年かかっているという・・・ お子さんたちは受洗しているけど地元の教会には来ない。海外へ行くと教会へ行っているらしい。

わかるんだよね・・・ わたしは娘も受洗させたいのだけど、父さんがね。

わたしが受洗して帰ってきた夜、娘は困って、「私を巻き込まないで」と言って早々に自室に入ってしまったが、夜中に突然起きてきて、何もしていないのにiPodの音量が大きくなっていったので恐くなって降りてきた。あと2秒で2時になるというとき、鳩時計が鳴るのと同時に音が急に大きくなっていったらしい。

娘の心に何もなければ、そういうことは単にどこか故障したのかもしれない、とか、そういうことで終わってしまうのだろうけど、娘にとっては恐怖を覚えるくらい不思議な出来事だった。降りてきたとたん、「お母さん、今日は特別な夜なのかな」と言っている。

要するに、彼女はそういうことを考えていたのだろう。で、彼女が何かを考えたとたん、iPodがおかしくなった。

ほら、みい。

人生は、そういうささやかな偶然に左右されるのである。彼女は高校生になってしまったので、洗礼を受けるなら自分で勉強会へ行かなければならない。これから受験を控えてスケジュールもいっぱい。だからといって、神さまから離れて行こうとしても、たぶんあの子も呼び戻されるだろう。(*もしかして、プロテスタント教会だったら、すぐに受洗できるのだろうか・・・)


代母は、無理はいけない、と言う。だから、わたしにも、何もしなくても、家で聖書を読んでいるだけでもいいのよ、と言う。そういうことが大事。(かも)

やっと、イザヤ書。まだ、先は長い。

(エレミヤ 40. 1-6)

投稿者 Blue Wind : April 13, 2009 03:19 PM | トラックバック
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