April 05, 2009

失業の話ばかり・・・

ハローワークは職を求める人たちでごったがえしていたらしい。

Mさんのご主人が突然職を失い、大変なことになっていると朝からダンナから連絡が入る。前日、午後から急用ができたということでMさんが休んだことは知っていたが、健診も済ませて書類も提出しているし、一体何が起こったのかと思ってしまう。

Mさんのご主人はフィリピン人で、公立小学校の英語の先生。学校へは会社から派遣されるが、身分的には契約社員になるのだろうか。契約切れによる突然の解雇。

Mさんの話によると、今の会社は外国人ばかりが登録されているため、社会保険がなく、1年以上継続して勤める場合にかぎり社保がつくという話なので、以前からそのことで会社と揉めていたらしい。会社としては、1人につけると、ほかの職員にもつけなければならなくなるため、それが原因で解雇になったのではないか。雇用保険にも加入していなかったというし、そうなると一日も早く職をみつけなければならない。幸い、いくつか面接が決まったので、Mさんが出勤してきたときには、かなり楽観的な状況だったが、それこそカナダか韓国へ移住しようとまで話していたそう。

最初、Mさんは、ご主人が外国人だからそういう不当な扱いを受けたのではないかと思い、ハローワークや労働基準局へ相談に行ったらしいが、法的には契約が切れていたため、特に違法性はないと説明されたらしい。要するに、今、日本には同じような立場の失業者がたくさんいて、ハローワーク自体も連日ごったがえしている。それで、結構、慰められたと話していた。

上野公園で炊き出しを待っている人たちも、結構、身奇麗で、いわゆる昔のホームレスとは雰囲気が違う。それこそ失業しているだけなのだろう。今は炊き出しマップまであり、一緒に予定表とカンパンやお菓子や替えの下着までおみやげにもらえるという話をしたら、Mさんは驚いていた。それだけ失業者がめずらしい存在ではなくなったのかもしれない。

というわけで、Mさんがご主人の仕事がみつかるまで、しばらくフルタイムで働きたいというので、しばしわたしはまた暇になる。でも、お子さんが公立の幼稚園に入園するので、ご主人の仕事がみつかったらどうなるのかと、ホソピーはそちらのほうを心配していた。

そうなんだよね・・・大抵の場合、不幸は長く続かない。

あっちもこっちも経営が悪化して、大学病院の給食センターの職員の健診でも『入札』が近いからといきなり入り、国公立ほど入札があるから、契約が更新されなければ皆して失業してしまう。ホソピーもYさんも、以前は大学病院に勤めていたことがあるが、戻る意志はないらしい。そんなにきついのだろうか。

でも、開院前にはまったく予想していなかったけど、こういう時代だから採用時の個人健診がやたらと増え、すでに病院では受けきれないためにどんどん仕事が回ってくる。そういう意味では、うちの職員、のんきだよね・・・

が、しかし、テポドンどころの騒ぎじゃないね。わたし個人としてはソマリア派遣には反対の署名をしてきたけど、テポドンの迎撃に関しては、うっとおしいからさっさと片付けてほしい。迎撃したら今度はノドンを落とす? 間違えて海に落として、魚がまた値上がりしたらどうするんだろう・・・(ちょっと違うか)

経済制裁に対するあてつけなのかもしれないけど、そんなものを造っている余裕があるなら、ほかにすることがあるのでは。日本だってあまりの不況に国立大学の数を減らして、どうも防衛大学校の数が増えているような気がするのだけど、気のせいだろうか。防衛大ならお給料を貰いながら学生できるし、娘の学校の場合、先生も推奨している。今回は政府も本気で迎撃するつもりみたいだし、今までの日本とはちょっと違う。

要するに、失業者の数があまりにも多くて、海上保安庁や自衛省に入職したい若者も増えているという。民間も公務員もリストラの話ばかりだし、大学の学費も高いし、わたしの学生時代とはまるで違う。

(列王記下 18. 14-16)

投稿者 Blue Wind : April 5, 2009 02:30 AM | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?