アクティフがどんなことかと考えて雨の音さえ憂鬱に響く
弟子の足洗うイエスの脳裏には死を待つここち別れをぞ思(も)う
語らずはそのときがきてそのときがガルバリのみちゆくがみちなり
祈りの書、簡単にして朗読はまる暗記するここち、忘却。
信仰は死の谷の淵ゆるゆるとすぎゆく風のほむらのごとく
アクティフは死の淵をまつ葬式の飾り花薫る祭壇のよう
花添えて祝うがごとく十字架は朽ち果てた色またず花咲く
受洗まで苛苛とする吾がこころ赤い岩にぞ閉す谷のごと
(エゼキエル4、4)