April 30, 2008

悲惨な老年社会

それにしても、長生きしてしまったらどうしよう・・・?

姑さんがこちらの病院に来てからすでに2ヶ月以上が経過し、医師の診断では、彼女は欝ではなく、不安神経症という病らしい。

毎晩のように不安になると電話がかかってきて、早く死にたいとか、ああしたほうがいい、こうしたほうがいい、という話に始まり、過呼吸でハアハア言っている。。。。。。。。という生活からは、逆に解放された。病院にいると元気で、不安から解放されているのかもしれない。

それにしても、高齢者の生活は大変だ。お金のある人たちは施設に入って・・と気楽に言っているけれども、その費用もバカにならない。姑さんのように神戸の老人マンションに移ったとたんに、病気が悪化してしまい、夜も不安で眠れない、食欲がない、という状態が続き、とうとう腸が癒着。それでいて病気ではないから、入院してもすぐに追い出される。義姉から、1ヶ月くらいつくばで預かってほしいと言われるというのは、よくよくのことだと思う。

わたしは仕事があるので、せいぜい週2回くらい、リクエストのあったものを病院へ持っていくくらいだけど、そうでなければずっと家で年寄りの世話をしているしかない?

世の中、年金暮らしの人たちが増え始めたとたんに、今度は年金から保険料を勝手に引かれてしまう。それだって年金の半分が天引きされるだけならともく、農家などは国保の保険料が高いから、年金が差し押さえになってしまったという話も聞く。つまり、保険料のほうが年金よりも高額ということを意味している。

そこで、生活のために土地を売り、500万円の所得があると、むこう8年間は年金が入らない?(この話は看護師から聞いた話のため、真偽のほどは分からないが、かなり事実に近いと思う。)

わたしはあまり長生きの心配をしたことがないけれども、何十年も施設や病院で暮らすことになったとしたら、一体どうしたらよいものやら・・・

最近、仕事柄、高齢者の人たちと話す機会が増えたせいか、案外、まじめに福祉のことを心配している。「福祉」と言うと聞こえはよいけど、実際には老後の生活のことかも。働いて収入のあるうちはよいけれども、年をとって仕事がなくなり、収入もなくなり、病気になり、あげく保険料や税金だけはしっかり徴収される、という社会。もはや他人事ではない。

投稿者 Blue Wind : April 30, 2008 12:46 AM | トラックバック
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