August 19, 2007

暑かったのだろうか・・・

ちょうど一週間グアムへ行って来た。雨季で、前半はお天気に恵まれず、スコールだからすぐに止むだろうと思っていたけど、最低でも数時間は降り続く。このためうだうだしながら部屋でテレビを観ていたら、釧路で40度を越す猛暑だとニュースで言っていた。その時は、「へぇ〜」と思っただけ。

海に近いのに風がないせいか、本当に雨が降っているかどうか、外へ行かないとよくわからない。バルコニーへ出ても濡れるわけでもないし、蒸し暑さは日本と変わらない。夜通し落雷があったみたいだけど、音が聴こえるほうがめずらしい。空が光っているのに音がしないのは、窓の向こうの大半が海だからか。

混みあう季節のはずなのに、ビーチもプールもショッピングセンターも空いているし、そういう時に混雑しているのはショッピングモールのフードエリアだけかも。ほぼ満席の状態が慢性的に続いている。大半は地元の人たちで、家族や友人で何時間も座って話している気配。

タモンは街中に日本語と韓国語の看板が目立ち、ホテルのテレビも日本語と韓国語の放送が流れていた。ランチ付のジェットスキーのツアーに行ったら、ランチのメニューがスペアリブと白米で、つけあわせにキムチが2品とノリのようなものが1品。不思議な取り合わせだった。

鉄板焼きの店に行ったが、メニューには日本語で和牛と書かれていたのに、どう考えても和牛とは思えない。理由は少し臭みがあったから。マスタードを出された。ポン酢もどきで食べるよりもマスタードで食べるほうが美味しかった。味噌汁もインスタントっぽかったし・・・それでも混んでいるところが不思議だった。

スーパーで買った卵の黄身の色が日本と違う。日本の卵のほうがオレンジがかっている。味も淡白。消費期限も書かれていない。グアムの料理は塩味が薄く、濃厚に甘いものが多い。暑いのに汗をあまりかかないのにはそのせいかもしれない。いや、実際にはあまり暑くなかったのかも・・・

***

夜、成田に到着。外は涼しい。
が、しかし、家に戻ったらエアコンが故障したのではないかと思うほど、蒸し暑かった。

翌朝、熱中症で56人が亡くなったという報道が・・・
看護師に訊いたら、わたしたちがグアムにいる間、連日猛暑が続いていたそう。で、空がオレンジ色になるほど(?)の落雷があり、ちょうどそれが終わった頃に涼しくなり、涼しくなった頃にわたしたちは戻ってきたらしい。

それにしても寝ているうちに熱中症になるというのがいまいちわからず訊いたら、日射病と熱中症の違いを教えてくれた。日射病というのはいわゆる日射病で、罹ってしまったら水分を取ったり、クーラーで体を冷やしたり、あるいは脱水を起こしていれば点滴をするが、熱中症というのは外気の温度が高温のために体温が異常に上昇しているのが原因なので、うっかり点滴したりするとそのまま死んでしまうそう。だから、氷で首の後ろやわきの下を冷やしたり、濡れた毛布をかけたり、ひたすら体温を下げるしかない。処置がまるで違うので、うっかり間違うと大変なことになる。

この前、バスの中で熱中症を起こしていた赤ちゃんの場合も、職員が日射病と熱中症とを取り違えていたため起こった悲劇だそう。日射病ならエアコンで冷やしたりすると良くなるが、熱中症の場合はそんなことでは治らない。血液の温度が上昇しており、それが原因で一瞬にして亡くなってしまうそう。

何となく、デカン高原の話を思い出した。大昔、インドのデカン高原では毎年100人以上の死者が出て、人々は水をかぶりながら寝るという話を読んだことがある。その時には遠い国の出来事だと思っていたが、それこそ暑い夜には水風呂にでも入って体温を下げるしかないのかも。が、しかし、グアムの夜のプールは日中よりも生ぬるかった。

投稿者 Blue Wind : August 19, 2007 04:59 AM | トラックバック
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