June 24, 2007

もう少しの辛抱か・・・

健診のシーズンたけなわで、健診に引っかかった人たちを含め、今の季節、想像以上に忙しい。夏は患者さんも少ないし、ヒマだと聞いていただけに喜んでいいのか、ストレスに苦しんでいいのか、すごく気を使う毎日。何にこんなに疲れるのかわからないが、やたらと疲れまくっている。

要するに、小児科なら小児科、という具合に、似たような患者さんばかりいると気楽だ。ところが、電車の中の子連れを想像してほしい・・・ 夏休みなどで皆が皆家族連れなどならさほど疲れない。ところが、周囲が大人ばかりのところに子どもが混じっていると、何となく疲れる。検査や健診の人たちに混じって、子どもがいる。そうなると、何となく殺気立ってくるような気がする。何が違うのかわからないが、そうなんだから仕方がない。どうしてもぴりぴりぷりぷり空気が重い。

まあ、いいんだけどね。それが仕事なんだから仕方がない。家で子どもと一緒に昼寝しているほうが遥かに楽しい。それでも世の中はまわっているし、ぼーっとしているほうが気楽。が、しかし、一方ではせわしなく生活は続いていく。

わたし自身も健診に引っかかったので、開業したばかりの眼科へ行った。どうしてそこにしたのかと言えば、どうせ開業したばかりでヒマだろうと思ったから。案の定、ヒマなクリニックだったが、まるで平日の遊園地のような空間で、患者も自分ひとりしかいない。職員が4人くらい中央の受付に座りっぱなし。わたしは1ヶ月前に健診で視力検査をしたばかりなのにフルコースでやられ、瞳孔を開く検査をしなければならないと言われ、その他諸々の理由でわたしはそこへは2度と行かないと思った。

その話を看護師に言うと、何となく喜んでいる。喜んでいる理由はわからないが、一つには、無駄な職員が座っているより、少ない職員で一生懸命にやっているほうが好感度が高いと悟ったせいかもしれないし、同じような時期に開院したところがのきなみ悪戦苦闘中で、うちの目と鼻の先で開院したところの調剤薬局が閉鎖することになり、それとは裏腹にうちは目立たないながらも徐々に来院患者数が伸びており、この半年の苦労を考えると少しは喜んでもばちはあたらないような気がしてしまうからかもしれない。

へとへと。
なんかね・・・
患者さんの数が増えれば、なんとなくクレームも発生しやすくなるし、そのフォローだけでも疲れる。

へとへと。
皆、人間なんだよね・・・
当たり前のことだが、近頃、業者さんも患者で来院してくれるようになった。保険証を見て、製薬会社の人だと思いつつ、家族はまるで関係ないにもかかわらず、そうやって地域社会の連鎖は続く。そういうことを続けているうちに、次第に家で寝ているほうが気楽だということを思い出し、それでいて皆に働けと言われてしまう。

仕事だとパッと電話にも出るし、声も1オクターブくらい違うし、のきなみ愛想もよくなる。看護師がわたしが家にいるとき「何かあれば電話しますから」と言う。が、しかし、「わたしは電話にはあまり出ないのよ」と言ったらあきれていた。

ワクチンのことから始まって、職員の採用・不採用、企業健診の選定、業者の分散、クレーム処理、その他諸々わたしは微妙に慣例とは違うことをやっているらしい。だから、なんでそんなことをするのかといろいろ言われていることは知っている。が、ちゃんと理由はあるのよ。が、しかし、それをいちいち説明するのはかったるい。というだけのこと。

まあ、いいや。結果オーライなら誰も何も言わなくなる。もう少しの辛抱・・・・(ならいいけど)

投稿者 Blue Wind : June 24, 2007 03:00 AM | トラックバック
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