October 28, 2005

嫌い。

首相の靖国神社の参拝などというものは、言わば帝国主義の末路であり、今日まで帝国主義的精神が続いていると思われても仕方がない。それが天皇による独裁なのか、事実は軍部による独裁なのか、もはやわたしにはどうでもいいことである。

軍人がたくさん死んだという理由で、彼らを神として祭るというのは滑稽である。言わば、そういう類のものは戦没者の霊を慰めるものであり、慰霊碑であり、彼らの安らかな眠りを妨げるものであってはならない。今日に至るまで戦争のない時代はなく、考えてみれば、そのどの時代にもたくさんの人たちが犠牲となっており、靖国を参拝するのであれば、戦没者のすべてをそこに安置すべきであろう。そして、軍人を祭る墓を政治家が参拝するというのは、宗教というよりもむしろ皇帝を仰ぐような感覚にも似ているような気がするが、どうなんだろう。

少なくてもわたくしは軍人ではないので、軍人の墓は参拝しない。もちろん、それが家族や友人の墓というのであれば話は違うが。

宗教ってなんぞやと問われたら、素直に考えて、死後の世界のことである。要するに、死んだら神のみもとに行きたい。それだけ。天国の階段をのぼり、安らかに眠ること。オトやマリもいっしょ。いつまでも幸せに暮らす。そんな感じ。何よりもイエスに会いたい。

死んだらどこへ行きたいか?
おそらくは、そういうことの違いなんだと思う。
わたしは、靖国神社の大きな鳥居にとどまるよりも天国への階段をのぼりたい。

だからといって、他人の行動までいちいち気にしていたら生きていけそうにない。かといって、死んでまで軍人的な人たちの近くに近寄りたいとも思わない。嫌い。

投稿者 Blue Wind : October 28, 2005 03:51 AM | トラックバック
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