September 26, 2005

あれにこれに忙しい

神戸の震災が来て、親の家が焼けたとき、意地でも開業したくないと言っていたダンナがついに開業を決意したのかもしれない。まあ、別に悪くないサラリーを貰って、親子3人で食べていくだけなら何も困らないです、はい、その点、医者はありがたいと思います。

が、しかし・・・なんか、こう、40歳を過ぎると何かが変わるのでしょうか。のんびりしたいというか・・・昔に比べれば相当今でものんびりはしてると思うのだけれど、この先子どもにお金がかかるということなどを考えると、現実を考える余裕が出てきただけ、互いに年を取ったのかもしれないと、相方の顔を見ているとたまに感じるようになる。

10年前の生活を振り返ると、あちらは真夜中でも平気で呼び出されるし、当直は多いし、あれは若くないと無理だと思う。わたしはわたしで、生まれたとたん2時間おきに授乳に起こされ、外出すら儘ならない生活を余儀なくされ、真夜中のお出かけと言えば、寝ている赤ん坊を連れて酔っ払いを乗せて病院まで。

赤ん坊と缶詰の生活はそれなりに大変。ストレスも貯まる。それでいて、おちびが可愛いからやってこれたのだと。幼稚園へ行くようになりほっとしたのも束の間、母が倒れるし、その母を引き取り、娘をどうにか中学へ押し込めばようやく少しは楽になるかなぁ・・と思っていたら、開業すると言い出しやがる!

仕事するとかしないとかね、復学するとかしないとかね、たま〜にそういうことを考える余裕はあるのだけれど、そういうことは大抵すぐに諸事情により掻き消される。専業主婦はヒマ。それでいて働くほどヒマがあるわけでもなく、そういうのは人それぞれなのかもしれない。

いや・・・いろいろ考えることは多い。

開業するとして、とりあえず自宅はあるのでテナントを借りて・・・ということもできる。が、しかし、家族の都合というのがありまして、開業ついでに自宅を移してしまい、神戸から姑さんを呼ぶとかね・・・そうなると、あちらにもあちらの都合と意思があるから、勝手に決めるわけにはいかない。娘の通学の問題もある。別にわたしが店番するわけではないけれども、それでいていざ開業するとなると忙しい時期には知らん顔するわけにはいかないだろうし、一応は銭を管理しているのはわたくしなので、あれにこれにとやらなければならないことも多い。

まあ、最低3年はきりきり舞い。その間の娘の年齢を考え、ちょうど反抗期を迎えるなぁ・・などと思ってみたり、そうなると母親はまた忙しい。とりあえず、商売に励んでいるうちに娘を放置しておくとろくなことにはならん。高校で受験しなければならないとなるとますます大変。それならさっさと今年のうちに娘に決めてほしい。

で、進路とか?

もう、だんだんだるだるになってきてしまう。勉強ができないならできないでさっぱりしている。少なくてもできない子を無理に医者にするほど裕福でもヒマでも無謀ではない。それならどこかてきとーに進学してさっさと結婚してくれたらいい、というのが親として希望。それが一番楽。

美大に関しては、今の娘の将来の希望が美術の先生になることらしいので、それなら英語、フランス語、イタリア語、美術史、哲学、数学くらいは押さえておきたい。今、嫌味のように美術関係の本を娘の目に付くところで読んでいるので、建築を含めて、どうして勉強しなければならないのか、といった類の愚問が飛んでこないように努めています。

それでいて、開業するなら少しは医療事務などの知識があったほうがいいなぁ・・などと思いながら検索すると、専門学校のカリキュラムなどが目に飛び込んでくる。取得できる資格の量が違う。就職率も99%以上。たしかに雇う側にしてみたら、大学卒より即戦力になる専門学校卒のほうが理にかなっている。職種によるのかもしれないけど。

専門学校の最高峰が私立の医学部かも。そんなことを考えながら、娘を医者にしようとした場合、おっそろしいほど予算が割かれる。そうなると今の余裕のある生活がこっぱみじんこになりそう。・・・・・となると、父さんはいやでも開業する、と。

儲かったら、沖縄と森の中に別荘を建てて、ひきこもろう・・・
疲れる・・・

投稿者 Blue Wind : September 26, 2005 01:34 AM | トラックバック
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