September 04, 2005

やっぱ、田舎はのんき

田舎暮らしの難しさは、教育観の違いにあるような気がすることがある。娘の友達のお母さんで、わたしが親しくしている人は、都内の女子校出身で、最初から田舎の小学校に腹を立てている。

一番の理由は、教師や生徒にやる気がない、ということらしい。やる気がないというより、価値観の相違のような気がするんだけど・・・つまり、女子校にもいろいろあって、女子校でも東大への現役合格者数をほかの学校と競い合っているようなところで教育を受けると、大学への進学率だけでも100%に近いわけで、茨城県内の県立でも最初からバカにしている。

こうさ・・・・田舎の農家の多い地方の伝統として、大学なんかに進学しないわけ、ほとんどの人たちが。進学者のほとんどが教師、役人、医者になる。このため勉強する子はするし、しない子はしないし、学校で1番という子が県立へ進学し、そこから大学へ。そういう平和でのどかな世界で、東大の現役合格率上昇を目指せと言っても通じるはずもない。

なんか、のんきでさ。
地元の私立中学の先生、すこぶる機嫌がいい。

今までだったらどうしても県立志向が強いから、私立はすべりどめという感じでバカにされていたのが、少しずつ茨城県自体が変わりつつあり、結構、遠くのほうから子どもたちが通学しに来る。県内だけではなく、他県からも来る。志願者数はうなぎのぼり。

高校だけだと、中学で受験勉強してきた子たちが学校に慣れるまでに1年くらいかかり、2年、3年となるともう大学受験の体制になるから、教師としてはつまらないらしい。高校の1年間はひたすら生活指導に明け暮れるとか? う〜む・・・

それが、中学からだと、子どもが素直なまま入学するから一生懸命に生活指導する必要性がない上に、カリキュラムの自由度も高い。しかも、最初から進学希望者だけが集まる傾向が高く、あまりややこしいことを考える必要性がないからなのかも。

公立のゆとり教育に嫌気の差した人たちが、私立へ子どもを入れるということは、昔だったらそこの学校へは行かなかったであろうお子さんたちが自然と集まるわけで、なんかウハウハなんだろうな・・・そういうウキウキした気分が何となく理解できるほど、わたしも実は屈折した人間なのかも。

のんきだーーー!!
こんなんでいいのか?

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あー、教師いいな・・・なんか、いいな。今まであまりよくない印象しかなかったけど、なんかいいな教師って。

「卒業生のA君は医者、Bちゃんは弁護士、CはJリーガー、Dは研究チームに入って南極へ、Eはドイツのフィル・ハーモニー、Fはプロ野球選手、・・・・・」という具合に、親が子どもの自慢するみたいに次から次へ。うち、ひとりっこだから、なんか悔しい。

投稿者 Blue Wind : September 4, 2005 02:17 PM | トラックバック
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