August 05, 2005

天井崩壊

「マンションを買いませんか」
と電話がかかってくる。
今度は秋葉原らしい。
受話器の向こうで、声が流れる。
「秋葉原の1ルームなんですけど、将来お子さまのためにお考えになることはありませんか」
喉元まで出かかった声を抑え、てきとーに電話を切る。今さらわたしが言わなくても、同じことを誰かに言われているだろう。

なんでこんな時代に、秋葉原に1ルーム・マンションを娘のために買わないといけないの?

TXの開通で、秋葉原の再開発が進んでいることはテレビで言っていた。駅の様子が画面に現れる。どうやら既存の沿線に乗り換えるのは案外不便らしいことを知る。浅草では600mも乗り換えのために歩かなくてはならないそう。が、しかし・・・浅草で乗り換える必要性はない。

わたしがタイムテーブルを調べたところ、守谷から先は普通の通勤電車の感覚で、今のところつくばからはバスのほうが本数も多い。姑さんもバスのほうが確実に座って行けるので、電車が開通してもバスを利用すると言っている。15分に1本くらいの割で東京駅とつくばセンターを往復している高速バスが、鉄道の開通で本数が減ったらそちらのほうが迷惑な気がする。それでも上りは電車のほうがずっと速いだろう。

そんなことを考えながら大通りを走っていると、東京駅へ行くバスが2階建てになっていた。

ララ・ガーデンができたとき、県から意見書が提出されたそう。ララ・ガーデンというのは、ハワイのモールにも似たショッピング・センター。三井不動産が手がけたらしく、店内は英語放送も流れ少しだけ高級感も演出された造りになっている。

今は落ち着いて渋滞もない。ところがオープン当初は交通渋滞が酷く、その迂回のために住宅地にも車が通るようになり、このためすったもんだしていたそう。そうなると三井不動産だろうがドンキホーテだろうが同じ扱いなんだなーと不思議な気分。わが家の近所もいつの間にやら国際会議場やらホテルやらの話は住民側の反対で消えた様子。

あっさり語ると、いやなのね。都会のようにあっちもこっちも人だらけ車だらけというのが。

あんな風になったらどうしよう・・・という危惧がある。あっちもこっちも建物だらけ。子どもの遊び場もない。いつも知らない人たちがやってきては無神経に去っていく。そんなところに誰が住みたいだろうか。ここは都会ではない。

そういう意味で、大手はダメかも。理由は今までのやり方がいまだに通用すると勘違いしているようで。ララ・ガーデンが建設されたときも、「こんな田舎にこんなお洒落な建物をつくってやる」という態度だったそう。それで住民を怒らせて、学者が調査した意見書を県から提出。

三井に対しては自分的にはそんなものだと思っているところもあり、案外気にもならない。逆に車で行く側なのでショッピング・センターが増えたら便利になる。それではそんなところに住みたいかといえば、ヤダ。うるさいから地価も下がるし、住民が減れば生活に障る。・・・・・・・・う〜む。ドンキホーテを嫌う理由に似ている。

家を建てるときにも、そういえば・・・
銀行をいくつか当たってみたとき、都市銀は職員の対応がいまいち。横柄。そんなことを思っているうちに消えた支店も多い。今、なんていう名前になったのかも実は知らない。それで都市銀はやめて、ローンの返済を考えたら地元の銀行のほうが、と思ったけど、結局、横浜の業者を通じて横浜の銀行に口座を開いた。でも、正直、近所に支店もないし、あまりにも不便なのでほかには使えそうにない。

あれにこれにと動き回るより、家の中で静かに子育てしているほうが気楽だ。

投稿者 Blue Wind : August 5, 2005 06:57 PM | トラックバック
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