July 25, 2005

【今日の短歌】 まっしろに陽の燃ゆるよう夏の空くっきりとした翳の輪郭

こころさえ過ぎてしまえば谷の風吹きおろしてはつよきビル風
まっしろに陽の燃ゆるよう夏の空くっきりとした翳の輪郭
不機嫌な顔の並んだ世の中は鳴く蝉の声電波のごとく
羽音する夏の夜にはかすかなる虫の息吹の途切れゆくまま

負け犬のほんとの意味を学んでもうれしくないが、杉田かおるは。
負けられぬ、怨念のよう・・・永遠はくりかえしつつ未来はつづく。
ちっぽけな泣き声もまた音波には響いてしまう、地獄耳かな。
芸能人、一般人とわけへだつラインの色は濃厚な灰。
入院に医者困らせし演歌歌手、言われてみても蚊の飛ぶような。

かわるがわるしんしんと人いれかわり、家のなかには同じ人住む。
ネットにはふたつの意味がすきとおる。網のさめぐれり罪のなき糸。
美しき音の流れる夏の晩、かすかな虫の震える羽音。

投稿者 Blue Wind : July 25, 2005 01:46 AM | トラックバック
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