July 12, 2005

【今日の短歌】 世の中に危険があると知らぬ子いぬ車の下をのんびり歩く

文字にするのは難しい。
本当に難しい。
机上の空論を書くのはたやすい。

台湾人の先生のところも、最初は社交辞令でそのような会話もした、というだけのことで、親しくなるとまったくそういう話はしなくなる。せいぜい子どもの学校のこととか、お母さんが亡くなって台湾にまるで日帰りのように行って帰って来たとか、夏休みの旅行のこととか。

互いの家を行き来するのにパスポートは要らない。
なのに、社会はややこしい。
むしろ、そういう愚痴を書きたいのだけど、それがなかなかむずかしい。

ま、いっか。

どうでもいい、バカバカしいと言いながら、口は滑りぬ、書く難しさ。
アフリカも遠藤周作歩いたら流るるほうに水滴りぬ
水のない争いもまた梅雨空の下、空想の中。

テロよりも子犬の誘拐恐れては脱走犯のあどけない顔
世の中に危険があると知らぬ子いぬ車の下をのんびり歩く

記述って必要なのか考えて言の葉のない空はうるわし

投稿者 Blue Wind : July 12, 2005 10:44 AM | トラックバック
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