ひんやりと七夕の日は芝のうえ足裏を乗せてあらくさを刈る
サンダルも無駄に思える芝草は冷たい夕立ふふませており
陽の射さぬ夏の想いはつゆあけのからりと吹いた風を待つ、雲
アゲハ蝶ひらひら2匹山からか飛んできたのか雲重なりぬ
ひらひらとアゲハの散歩舞う庭は空中という葉陰ぞ似合う
想わぬがすべてというか鬱蒼と並んだ木立包み込む空
ほんのりと笑ってしまうたちばなし、深刻なほどつちのうえには
ややこしき世界の果てはせっかちな山の匂いのたどる風待つ
投稿者 Blue Wind : July 8, 2005 02:12 PM | トラックバック