June 29, 2005

嫁いびり

むすめが突然訊く。
「お母さん、初恋、いつ?」

はあ?
正直な話、まるで覚えていない。
逆に、むすめに訊いたら、あっさり答えが戻って来た。

近所のSくん。
むすめが小学校へ入学したばかりの頃の班長さん。6年生の男の子で、そういえば昔、Sくんのお母さんから電話がかかってきて、むすめがチョコを渡しに行ったらしい。

が、しかし・・・・バレンタインの1ヶ月くらい前で、しかもチョコではなく自分のおやつを持って行ったそう。それで意味がわからず、あちらも念のために電話をくれた。わたしも訳がわからず、思わずふきだしてしまった。

それがむすめが小2で、Sくんがたしか中学へ入学した頃だったからなおさら笑ってしまった。いや・・・小3だったかな・・・もう忘れてしまった。いずれにせよ、おちびが自分のおやつを持ってSくんの家に行ったことだけは確からしい。

残念ながら、すでにSくんは年齢が違いすぎるらしい・・・・おちびに言わせると。そりゃそーだよなー、近頃まったく見かけないような気がするけれど、考えてみたらあちらはすでに高校生? 道ですれ違ってもすぐには気がつかないだろう。

いや・・・・・・Sくん、いいよ。ナイス。次男だし、お母さんも朗らかで、しかも近所に住んでいるし、昔はサッカーばかりしていて、年中骨折とかね・・・怪我ばかりしていたけど、今はどうしているんだろう。むすめに彼氏ができて、Sくん? なんか笑ってしまうけど、親としてはどーでもいいよーな・・・

それにしても、むすめと初恋の話をしていて、相手の子の母親の顔を思い浮かべるというのはわたしもそれなりにババアなんだと自覚してしまう。相楽さんのブログで、カースト制度の記事を読んでいるとなおさら。カースト制度というより、ダウリー(持参金)をめぐるトラブルが多発しているため、なおさら悲壮感が漂う。

持参金というのが何のために必要なのかわからないけど、その昔、新婚旅行から戻った姑さんが嫁さん時代、そのまた先代の姑さんから開口一番言われたことは、「持参金が少ない」というセリフだったそう。とにかく負けず嫌いの姑さんが言うには、「見合いの時に兄弟(正確には姉がたくさん)が多いから過分にはできません」、「それで構いません」、という具合に親同士の話は終わっていたのにそうやって言うのよ、・・・という話は延々と怨恨となり今でも続いているような気がすることがある。

このため、わたしも母に言ったことがあるんだけどね・・・・「持参金、ちょうだい」って。だって、姑に虐められたらいやじゃん。はあ、まあ、そのとたん母が怒ったのなんのって。「持参金をつけなければならないような娘じゃありません!」って。うわっ、もう、その剣幕たるや、何かあったらババア同士を喧嘩させようと思ったくらい凄まじかった。

もしかして、その一言が言いたいために、わたしはおそろしいほど金をかけられて育てられたのではないかと思ってしまう。確かに、わたしは服でも靴でもバッグでも、あるいはアクセサリーでもダンナに買ってもらわなくても充分にある。つまりは、姑さんに嫌味の一つも言われるようなことは何もない。もともとケチだからお金使わないし・・・

家財道具、車の果てまで。ついでに家の頭金まで・・・? こんだけ親がしても、結局は家でジーンズとTシャツ、化粧もほとんどしない嫁。家はダンナのほうが用意してくれることになっていたのに、震災がきたから仕方がない。その上、むすめを働かせて・・・ということになったら、面目が立たない?

結局、家庭の中だけのことなら話題にもならない・・・今さら。ほんで、親の世話まで?

インドの悪口を書くわけじゃないけど、テレビや冷蔵庫のことで娘を殺されてたらかなわん。でも、本当にそんなものが原因で嫁を殺すんだろうか・・・人間ってわからん。宗教とはまた違うような気がする。というのは、こんなに豊かな国でも子どもの虐待は増加しているらしいから、わが国でも。

投稿者 Blue Wind : June 29, 2005 04:38 PM | トラックバック
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