June 17, 2005

四半世紀もなんのその・・

結婚すると、どうしても裏方の仕事が多くなるから、大抵は家の中にいることが多いし、ご近所のことでも特別なことがないかぎりせいぜい立ち話や電話で用事を済ませてしまう。結婚する前は恋愛の話ばかり、結婚したら今度は家庭やご近所のことばかり・・・あとは学校とか?

そういう傾向は今だけではなく、どうやら死ぬまで続くらしい。うちの近所も結構65歳以上の人たちが住んでいるらしいけど、大抵は家の中にいることが多いのでめったに顔をあわせない。そのため民生委員の人が毎年調査に歩いている。その民生委員をしている人ですら60歳を過ぎているので驚く。

息子が、孫が、と言われても、よく考えたらそちらの世代のほうがわたしに近いことも多い。そして、彼女たちの息子の世代はすでに世の中ではオヤジと呼ばれている。

あーなんなんだ、この世代間ギャップ!

このため、今年はわたしが町内の仕事をしているのだけれど、何年経ってもわたしは若年層に含まれる。今回呼び出されたのは近所のご家庭でご不幸があり、お母さまが亡くなったらしいのだけれど、90歳を過ぎて離れて暮らしているらしく、町内でおくるみをするかしないかという話題。

あるいは、ずっと留守がちのお宅があるのだけれど、それは親の介護に行っているかららしい。とはいうものの介護する側も60歳を過ぎている。なんか遠い世界の出来事のようであり、それでいてわたしは若年ながらもすでに親を送った経験もあり、母も寝たきり。一応、共通の話題はあるんだけど、なんか複雑な眩暈に襲われそうになる。

いっそのこと民生委員にでもなろか?

いずれにせよ、年を取ったほうがいくらでも仕事があるらしいのはこの頃よく感じる。この前回ってきたコープの新人さんも60歳を過ぎた主婦の人だったし・・・「70歳を過ぎたら辞めるわ」などと言いながらいまだに元気にジュエリーショップで働いていたり・・・

若い頃には若い頃の生活があるように、加齢すればしたなりに生活はある。共通しているのは、ババアになればなるほどその他は傍役になっていってしまうということかも。良い意味で独立しているから、自己中は・・・

深く考えるのやめよう。
この際、四半世紀の年の差くらい忘れること。
それが高齢化社会と上手に付き合っていく方略かもしれない。

投稿者 Blue Wind : June 17, 2005 02:47 AM | トラックバック
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