June 02, 2005

花田家のお葬式

週刊誌やワイドショーなんていい加減なことばかりだと思っているので普段は素通りする。さすがに二子山親方のお葬式は連日放送しているのだもの、見たくなくても目に入る。旧藤島(二子山)部屋のことなど興味のない人でも、元親方夫人のインタビューを眺めれば、この数年の間に何があったのかまるわかり。

他家の姑さまのことをあれこれ書いても意味ないけど、あれは強烈だ。しかも、母親とか姑である以上に親方の奥さん。もう、どうにもならん状態が長かったのだろう。(想像だよ)

「世界一幸せな母親」というセリフにすべての謎が隠されている。

結婚に反対されて、半ば兄の反対を押し切るように二子山親方が憲子夫人と結婚したのは21歳くらい? その後2人の男の子に恵まれた。兄の元横綱(初代若乃花)のところは女の子だけなので婿を取ったけど失敗したような・・・それに引き換え、弟の元大関(初代貴乃花)のところは男の子が2人生まれ、その子たちが揃いも揃って横綱まで昇進してしまうのだもの・・・「世界一幸せな母親」と言われても無理はない。

それで、下馬評通り、長男は3代目若乃花、次男は2代目貴乃花になる。

そこまでは良かったのよね・・・問題はその後。父親と母親は違うと言うけど、その典型みたい。親子の縁を切ってとかおおげさなことを言っているけれども、あんなことはどこの世界でも一緒だろう。親方としては部屋のことを考えるのは当然なので、後継者には弟のほうを担ぐ。実力社会だし・・・

でも、母親からしてみたら、どの子もわが子。できれば兄弟仲良くやっていってほしい。公平な配分を願うのは当たり前だ。これで面白くなかったのが弟。そこで、ひたすら相撲道に精進する弟と、相撲協会からも逃げてしまった兄の図式が完成する。

横綱にまでなった息子が今さら母親の言うことを素直にハイハイきくだろうか?
きくわけないじゃん。あほらしい。

なんか、せつなくなるね。
それでいて長男のほうがやさしい。そうなるとますます長男のほうにくっつくし、そうなると嫁さんは逃げ出す?いつだか忘れたけど、子どもを連れてハワイへ逃げていたという噂は本当なのだろうか。部屋のおかみさんになるのが嫌だとかいろいろな噂がささやかれていたけど、その気持ちも少しは理解できるような・・・部屋を持ち、そこにいつまでも先代の親方夫人(姑)が口出ししてくる。あー、考えただけでも鬱々する。

弟のほうは部屋を継ぐかわりに、一切母親の口出しを許さない。そこで、母親がぼやく。そうなると、口出しされたほうはたまらないから喧嘩になる。そこから派生して夫婦喧嘩や兄弟喧嘩。なんてわかりやすいのだろう。それで苛々してとうとう親が離婚。

部屋のことは弟がやっていく。家のことは兄。家のことって母親の世話は長男がするってことなんだろうか。それでまたインタビューで兄弟の確執をぼやく母親を演じている母。嘘じゃないんだろうけど、結局、傍役なんだから仕方がない・・・息子も亭主も。

家の戸を閉めて、家庭の中のことだけやっていたい嫁の気分。
朝からつまらんテレビを観てしまった。

二子山親方のご冥福をお祈りいたします。

*****

名称が間違っていたようで、直しました。まだ間違っているかも・・・ややこしい。

投稿者 Blue Wind : June 2, 2005 02:49 PM | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?