May 31, 2005

ニーズを知る

どこの世界も一緒だなーと、しみじみ。
昨日初めて知ったのだけど、今月からうちのダンナの給料が上がったらしい。本人も知らなくて、いきなり事務の人に言われて気づく。うちは年間契約だから、たしかに契約更新の時期なんだけど、ダンナも忙しいから忘れている。

結局どっちかなんだよね・・・儲かっているところからサラリーを得るか、自分で開業するか。
それで、どういうところが儲かっているかというと、結局、患者さまのニーズに的確にお応えしているところが流行る。従業員からすれば院長には不満たらたらで早く辞めてくれないかなという声も多い。それでいてこの不景気な時代、病院といえどもどこも赤字経営が多い中で勝ち組を決めるにはマネージメントも才能なんだそう。院長自らそうやって語っている。国も赤字だし、医者も昔のような感覚ではやっていけない。

え・・・・・・・・・しらいしさん、遠藤周作を読んでそんなこと考えてるの?

なーんてね・・・あははのはです。

高齢化社会、療養型の病院の実体。とてもじゃないけど自分の親を預ける気にはなれないようなところがどこも待ちがかかるほど流行る時代。それでいてそんなところには誰も勤めたくない。医者なら誰だってアクティブに最先端で仕事をしていたいのが普通。

だったら、どんなところだったら親を預けられるか?とか、自分が入院するか?ということは何も患者さまの声を聞かなくてもわかるだろう、だって皆同じですから。どうせ働くならアクティブな治療をしているところがいいし、リハビリにも取り組んでいるところがいいし、スタッフの感じのよいところがいいし、食事だって美味しい方がいいし、欲を言えばキリがない。

しかも、院長=教授。でも、大学じゃない。うちのダンナも大学を辞めたわけではないらしい。辞めたはずなのに。そこがますますわからん、あの世界。

でも、いろんなしがらみを考えると、外へ逃げるわけにはいかないでしょ?万が一、自分や家族が病気になった時。何のしがらみもなければ、あっちが素晴らしいとなればそこへ行けばいい。でも、しがらみがあるということはそういうわけにはいかない。出るにも必然性と手続きが必要になる。

わたしは出産以外で入院したことがないし、至って健康らしい。ただ、だるだる。若干の代謝異常は仕方がない。小学生の頃の交通事故の後遺症で骨盤が歪んでいるため、もしかするとそのあたりからも睡眠中のリラクゼーションが足りないのかもしれない?それとも単にババアになってきたからかもしれないし、検査しても癌ではなさそうだし、精神系の疾患でもなさそう。ってことは病院へ行ってもムダ。

いずれにせよ今は元気でも年を取れば誰でも病気の一つや二つあるのが普通だし、その時になってから心配しても手遅れ。単なるわがまま婆さんになってしまいそうだ。

読みたくないなーって思いながら医者の悪口を読んでいる。うちのダンナはドラマまで観ている。

・・・・・・・・うちのダンナはね、怒るポイントがせこい。細かい。実習生がマニキュアを塗っているのを見てカンカンに怒っていたし、白衣を着て廊下の真ん中を歩いているのを見てぶちぶち怒っていたし、医局にポルノ写真が貼ってあるのを見てこれまた怒っていたし、しまいには吹き出してしまう。平和。

でも、なんで医者がそんなことをしちゃいけないのか、誰か口下手のダンナの代わりにマニュアルをつくってほしい。モラルとか倫理とか、その他諸々礼儀とか?

*****

追記: これはこの前姑さんが言っていたのだけど、おじいさんはパチンコするためにわざわざ神戸から電車に乗って梅田まで行っていたらしい。・・・・・・・患者さまに見られたくなかったからだそうです。(それもなぁ・・・)

投稿者 Blue Wind : May 31, 2005 10:44 PM | トラックバック
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