May 30, 2005

アイロン掛けと美空ひばり

今日、美空ひばりのドラマがやっていた。娘が観ていて、わたしは背中で聴いていた。明日学校なんだから・・・って思ったけど、何となくそのまま。

観終わった後、娘が自分でアイロンを掛けている。陸上競技会で使ったハチマキ。皺が伸びない。そこでようやく娘に呼ばれる。一言、「お母さん、これアイロン掛けておいて」と言えば済むのに、自分でやりたかったのだろうか。

わが家は洗濯機に放り込むだけなので、乾燥まで一気に終わってしまうがゆえに、そういうことは多々ある。それでいてもう何年も霧吹きを使ったことがない。とりあえず、アイロンにスチームが付いているし・・・それでいてスチームが必要なほどの皺伸ばしって実はめったにない。

当然、スチームをどうして使うのか娘にわかるはずもなく、やり方自体は簡単なので、アイロンの実演講習を始めた。それにしても頑固な皺だった。何回も、何年にも渡って使い込んでいるせいか、原因は洗濯のせいだけではなさそう。かといってわたしが業務用のアイロンなんて使ったら大変なことになるのは実証済みだ。

ワイシャツのアイロン掛け?
うちのダンナ、めったにワイシャツなんて着ない。病院へ行く時もいつもの汚い格好。ズボンも家で洗濯できるものに限る。血がドバ〜って飛んでくる仕事。上等なものは要らない。今は記憶形状シャツというのがあるらしいけど、実際のところビジネスの人たちがどのように暮らしているのか、わたしにはわからない。

*****

エディット・ピアフと美空ひばりは天才だと思う。
もはや好きとか嫌いという次元を超えて、彼女たちは存在している。歌を聴いて、さわさわさわ〜っとチキン肌が立ったことがある。

エディット・ピアフがエディット・ピアフになる前、彼女はモーム・ピアフだったらしい。すずめさん。今日、ドラマを聴いていたら、美空かずえと言っていたので、美空ひばりは美空ひばりになる前は美空かずえだったのかと不思議な気分。いずれにせよ、すずめとひばり。天才には鳥の名前が似合うのかもしれない。



アーティスト: 美空ひばり, 古賀政男, コロムビア・オーケストラ, ブルー・コメッツ, ジャッキー吉川

タイトル: ゴールデンベスト(2)

自分的には、「柔」とか、「悲しい酒」くらいしかベストのタイトルを見てもわからない。それと、「川の流れのように」は、昔、母が聴いていたような・・・テレビで初めて聴いた時から、美空ひばりの復活を喜んでいた母はすぐにカセット・テープを購入。彼女の部屋は和室ですからね、大きなデッキなどあるはずはありません。夜寝る前に、枕元にラジカセを置いて聴いていたような記憶がある。

アイロンと美空ひばり・・・
わたしの母は、アイロン掛けは天才的に上手かった。
和室に座って、業務用のアイロンをいともたやすくあて布をしながら掛けていく。当たり前のことかもしれないけど、洋服に皺があるのが嫌いで、着物でもいつも皺一つなくたたみ方の折り目の通りにたたんでいく。

わたしなんて一人で着物が着られないどころか、たためない・・・

投稿者 Blue Wind : May 30, 2005 02:01 AM | トラックバック
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